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コアジサイ(小紫陽花)/ユキノシタ科、アジサイ属 7月7〜8日と昔の中学校のクラス会が町営の温泉施設「榛名湖ゆうすげ」であったので、林道を通り、山に登っていった。30分ほどで湖畔に着く。道端の木陰にはところどころコアジサイが控えめに咲いていた。これはアジサイでは目立つ装飾花がなく、淡い紫色の小さな両性花がひと固まりになって咲く、しとやかな花である。榛名の山には同属のヤマアジサイ、ツルデマリ、ノリウツギ、タマアジサイもある。 アジサイといえば、ドイツの医者、また博物学者として知られるシーボルトがいる。彼は江戸時代、長崎のオランダ商館の医官として来ていたが、任期を終え、日本を離れるとき、国禁であった日本の地図の持ち出しが発覚し、国外追放になるが、後年、再来日を果たしている。 彼は帰国してから彩色の図版を付した「Flora
Japonica=日本植物誌」を自費出版しているが、関東や伊豆地方の海岸辺に自生していたガクアジサイ(日本原産)を改良して装飾花を大きくしたアジサイには特に興味をもってヨーロッパに紹介している。その中でも大ぶりの花を付けるアジサイには、彼の愛する女性、お滝さんにちなんで、「オタクサ」という学名を付けたという話が伝わっている。このコアジサイの学名も彼が付けている。
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