ボタン

 美しいボタン


撮影 2019年05月、本郷町

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シラン

 シラン(紫蘭、ラン科、シラン属、Bletilla striata Reichb.fil、ラン科には珍しく北海道を除く日本各地の日の当たる湿地に生える多年草の地生ラン。ラン科の植物は種子ができても発芽しにくいが、シランは異例に発芽し、増えていく。種を付けた茎は葉が枯れても、立っているので目立ち、ドライフラワーにも使える。


撮影 2019年05月、本郷町

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撮影 2019年05月、本郷町

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スズラン

 スズラン(鈴蘭、ユリ科、スズラン属、木陰に生える多年草。Convallaria majalisL.)この雨で、いっぺんに葉が伸び、花が咲いた。 ランと名がついているが、これはユリ科の花。芳香があり、香水もつくられている。和名は花を鈴にみたてて付けたもの。秋にはこの群れで、赤い実をつける4~5株がある。漢方ではこの根を強心、利尿剤に使うが、素人には大変危険で、全草に強い毒があり、その毒性は青酸カリの15倍と言われている。多量に食べると、痙攣、呼吸困難、心不全を起こし、毎春、ギョウジャニンニクの若芽と間違えて食し、死んだ人のニュースを見るのが、とても残念。


撮影 2019年05月、本郷町

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撮影 2019年05月、本郷町

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オオヤマザクラ

 オオヤマザクラ(大山桜、別名 エゾヤマザクラ。バラ科、サクラ属の落葉高木。高さは10~15mにもなる。日本では北海道、本州、四国に自生)。用事があり、近くまで行ったので、榛名湖畔に足を延ばした。まだ冬枯れだが、その中でもオオヤマザクラだけが満開だったから、ひときわ目立っていた。ソメイヨシノとは、また違った趣がある。今月末になるとヤマツツジで湖畔は真っ赤に染まる。


撮影 2019年05月、本郷町

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シャクヤク

 シャクヤク(芍薬、ボタン科、ボタン属、Paeonia lactiflora Pall. ) アジア大陸東北部原産の多年草。日本では足利時代にはすでに栽培の記録が残っているという。子どものころ、この辺でも薬草として栽培されていた。根に含まれるモノテルペン配糖体ペオニフロンは有毒で、胃腸障害を起こすというが、毒も使いようによって薬というように、中国の薬物古典「神農本草経」には腹痛、疼痛、利尿、神経の安定、冷え性に効くと書いてあるそうだ。


撮影 2019年05月、本郷町

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撮影 2019年05月、本郷町

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フェンネル

 フェンネル(茴香、ウイキョウ、セリ科、ウイキョウ属、 Foeniculum vulgare。 原産地ヨーロッパ、耐寒性のある宿根草)。イザヤ書 28章25節にも、ういきょうとして出て来るように、香辛料として使われた。今日も庭仕事だが、細い糸のような羽状複葉を口に入れると甘い味と芳香がある。花も種も同じ。薬用として健胃薬、また鎮痛剤としても使われた。7月になると散形花序の黄色の花を咲かせる


撮影 2019年05月、本郷町

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サンショウ

 サンショウ(山椒、ミカン科、サンショウ属、Zanthoxylum piperritum、山地に自生し、高さ2~4mになる落葉低木。4月ごろ、枝先に黄緑いろの小さな花を固まって咲かせる。この庭には、野鳥が運んできた様々な草木が生えている。このサンショウもその一本。まだ、1mにも満たない小さな木なので、花もそう多くはなく、従って実も少ない。「山椒は小粒でも、ピリリと辛い」ということわざがある。


撮影 2019年05月、本郷町

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ムシトリナデシコ

 ムシトリナデシコ(虫捕り撫子、ナデシコ科、マンテマ属、 Silene armeria L. ヨーロッパ原産、江戸時代に観賞用に渡来したが、今は川原や路傍で野生化している。本来の花色は紅色だが、時に白花が出て来る。名前の由来は茎のネバネバで虫を捕るということからだそうだが、よっぽど根気強く観察していたのだろう。そんなに待てない私はまだその現場を見たことがない。


撮影 2019年05月、本郷町

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撮影 2019年05月、本郷町

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ドクダミ

 ドクダミ(十薬、ドクダミ科、ドクダミ属、Houttuynia cordata.Thumb. 群馬県が誇る詩人 星野富弘さんが、「白い十字架」と歌っている。そこいらじゅうに生える多年草。うっかり庭に植えたりすると、とにかく生命力は旺盛だからえらい目に遭うだろう。
花弁のような白い4枚の総苞片の上に、花を穂状につける。子どもの頃は。母親が切り傷、整腸、浴剤などあらゆるところで薬に使っていた。
毎週、心臓リハビリテーションに行っているが、常連の一人が、便通を整えるために庭のドクダミを取り、乾燥させて、煎じて飲んでいるが、きわめて快調であると話をしていた。それを聞いていた医師が、摂取直後に日光に与えると、時に光化学反応によって、皮膚炎を起こすこともあると言っていた。調べてみると光線過敏症というのだそうだ。十薬というのは和名だが、大和本草に、我が国の馬医が、これを馬に用いると十種の効き目があると書いたことから出て来たという。


撮影 2019年05月、本郷町

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撮影 2019年05月、本郷町

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