サルナシ

 サルナシ(コクワともいう。、マタタビ科、マタタビ属、 Actinidia arguta、落葉、ツル性。日本、アジア東北部に自生する)。春に咲く白い花は実に品が良い。そして、秋に稔る、2㎝くらいの円筒形の実は柔らかくなってから、口に放り込むと、甘酸っぱく、キウイ―の味を濃縮した味である。この仲間のシナサルナシがニュージーランドに入り、品種が改良されて、キウイフルーツとなったと言われる。


撮影 2018年10月、本郷町

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撮影 2018年10月、本郷町

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撮影 2018年10月、本郷町

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ナナカマド

 ナナカマド(七竈、バラ科、ナナカマド属、落葉高木、Sorbus commixta)。気分転換に今日は午前中、湯の小屋のトマス先生を新高梨を持って訪ねた。そのまま帰るのも能がないので、紅葉の照葉峡を遡り、坤六峠をぐるっと回って、何年ぶりかで、尾瀬に行くとき通る津奈木橋を経て帰ってきた。途中で珍しく10mを超すナナカマドを見つけた。真っ赤な実をふさふさと付けていた。朝は雨だったので、紅葉狩りの車も少なく、お蔭様でスムースに帰ってこられ、すべてに感謝。


撮影 2018年10月、本郷町

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撮影 2018年10月、本郷町

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チャ

 チャ(茶の木、ツバキ科、ツバキ属の常緑樹、中国南西部が原産地。学名 Camellis sinnensis、下向きに咲く白い花弁5枚が、明るい黄色の雄蕊を取り囲んでいるのは品がよい) 健久2年に僧栄西が中国から持ってきたと言われるが、鎌倉時代には、もう庶民の飲み物になっていたという。お茶はコーヒーと違って習慣性はなく、多く含まれるカテキンはガン発生を抑え、また抗菌化作用があるから老化の予防にもなり、また、同じく含まれるフラボノールは血管壁の強化に役立つという研究が発表されている。庭のお茶の木は、今年こそ、摘もうと思っていたが、体調を崩し来年廻しになった。すげ笠かぶって、あかねタスキをして、来年手伝いに来てください。


撮影 2018年10月、本郷町

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コムラサキ

 シラギク(白菊)、 「心あてに 折らばや折らむ 初霜の おきまどわせえる 白菊の花」
まだ、霜は降りていませんが、この歌がぴったりです。 この歌は古今集に載っていますが、あの万葉集には菊が出て来ません。ずっと後の時代に中国から渡来した花です。========


撮影 2018年10月、本郷町

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サンシュユ

 サンシュユ(山茱萸、ミズキ科、ミズキ属、落葉小高木、Cornus officinalis、中国原産)。ハルコガネバナと言われるように、早春にまっ黄色の花で庭を飾ったが、今は真っ赤な1.5cmの実がついている。アキサンゴと言われるゆえん。この実は種をとり、干し、煎じて飲むと滋養強壮、疲労回復、頻尿に効くというから、誰かさんにピッタリ。成分はリンゴ酸、酒石酸、没食子酸、イリドイド配糖体、モロニサイト、ロガニン等。


撮影 2018年10月、本郷町

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撮影 2018年10月、本郷町

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フジバカマ

 フジバカマ.「芽之花 乎花葛花 瞿麦之花 姫部志 又藤袴 朝皃之花」。ちょっと読めませんね。萬葉集に出てくる秋の七草を歌った山上憶良の歌です。 翻訳しますと、萩の花、尾花(ススキ)、葛の花、ナデシコの花、女郎花(オミナエシ)、また藤袴、朝顔(キキョウ)の花。


撮影 2018年10月、本郷町

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カリン

 カリン(花梨、バラ科、カリン属。学名 Pseudocydonia、中国東部原産。トリテルペンによる芳香が強く、部屋に置いておくと爽やか。毎週、木曜日は心臓リハビリテーションを受けているが、リハ・センターのデスクにおいていただいた。果肉にはビタミンC、リンゴ酸、クエン酸等を含むが、堅くて生食には向かない。孝倫さんはこれで、茜色の素晴らしいジャムを作ってくださった。東北にはもう少し丸型のマルメロが採れる。マルメロの学名はCydonia。カリンの学名はなんと偽のマルメロという意味? プシュードはギリシャ語で、「偽」という言葉だから可哀そうに。


撮影 2018年10月、本郷町

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アシタバ

 アシタバ(ハチジョウソウ、和名の明日葉は、いくら摘んでも明日には、もう葉が出てくることから来た名前。セリ科、シシウド属、学名 Angelica keiskei Koidz。60年くらいになるか、初めて伊豆の大島に 行ったとき、泊まった宿でアシタバのフォンデュを出してくれた。これが初めての出会い。その後、富士吉田盲人福祉センター「ホサナ園」の皆さんと、西伊豆の岩地海岸で何年か続けて、夏の合宿をしたことがあったが、驚いたことに、伊豆の道路傍にアシタバが自生していた。榛名にも、この仲間は多い。アマニュウ、ノダケ、シシウド・・・。この庭に生えているのは、どなたかに苗をいただいたのだが、忘れっぽくなって思い出せない。今は5株に増えている。我が家には、こういった野菜が苦手な人がいるので、ついぞ、食卓にのぼったことはないが、有難いことに教会員が、時々、葉を摘んでいってくださる。


撮影 2018年10月、本郷町

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ツワブキ

 ツワブキ(キク科、ツワブキ属、学名 Farfugium japonicum、福島県以南に分布。特に海岸付近に自生する多年草)。秋、そろそろ花がなくなるころに咲きだすので、ひときわ目に着く。名前は葉に光沢があるので、ツヤブキと言ったのがなまったのだろうと言われる。皆さんはお好きでしょうか? 本物のキャラブキは、これで作ります。また、子どもの頃、 転んでひざこぞうを擦りむいた時など、この葉をよく揉んで、貼ったことがある。ツワブキには特有の臭いがあるが、これはヘキセナールという強い抗菌作用を持つ成分があるから、できもの、湿疹にも効いた。


撮影 2018年10月、本郷町

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