ナガバヤブマオ

 午後はここまでおいでになれない方を訪問しての礼拝。野道の両側は手も入らないので、草も伸び放題。ナガバヤブマオ(長葉藪苧麻、イラクサ科、カラムシ属の多年草。Boehmeria sieboldinna Blume、)。苧麻(チョ マ)からとる繊維はラミーという。戦中育った私たちは、兵隊の服を作るからと、野生苧麻を秋に刈り取っては供出した思い出があるが、今は見向きもしない。センニンソウとともに、ただ、邪魔な雑草である。センニンソウ(仙人草、キンポウゲ科、センニンソウ属、Clematis terniflora DC。ツル性の多年草。) 白い4枚の花びらに見えるのは咢。見るだけではきれいだが、木などに絡みつき、どこまでも伸びるので厄介な草である。ご多聞にもれず有毒植物。薬用植物とはなっているが、成分のポロトアネモニンは毒性が強く、葉、茎の汁に触れると発疹、口に入れば、胃腸炎を起こす。高校時代、生物の先生の影響で、榛名一帯の有毒植物を、かなり調べている。だからと言って、植物学や薬学には行かなかったが。


撮影 2017年08月、本郷町

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撮影 2017年08月、本郷町

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ギボウシ

 ギボウシ(擬宝珠、ユリ科、ギボウシ属、 Hosta undulata, 多年草)。ギボウシ属には、多種があるが、それらを総称してギボウシといっている。山に登ると、オオバギボウシが今頃、咲いている。大型で、花茎は1mにもなる。これらの茎は「ウルイ」といって、煮たり、干して食べたりした。 日曜、午後の訪問礼拝の時に、H 姉の庭で撮影。


撮影 2017年08月、本郷町

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ヘチマ

 ヘチマ(絲瓜、ウリ科、ヘチマ属。Luffa aegyptiaca Mill、熱帯アジア原産の1年生、つる植物。子どものころは、熟した実を乾かして、スポンジのようになったものは、いろいろなものを洗うのに使ったが、昨年は、結局、これに使うことはなかったので、今年は若い実を食べて見ようと思う。 今日、初めてツクツクボウシを聞いた。この辺では、鳴き声から、「オーシン」と呼ぶ。


撮影 2017年08月、本郷町

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ゲンノショウコ

 今月はずっと雨、曇り。今日だけ、日差し。これから600屬猟蹐料霄茲蝓手を借りたくても、この辺には猫もいない。白花のゲンノショウコ、チェリーセージ、ハギ、ハナキリン、ヒルザキツキミソウ・・・


撮影 2017年08月、本郷町

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撮影 2017年08月、本郷町

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撮影 2017年08月、本郷町

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撮影 2017年08月、本郷町

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撮影 2017年08月、本郷町

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ススキ

 ススキ(芒、カヤともいう。イネ科、ススキ属、Miscanthus sinensis Anderson var.sinensis, 山野のいたるところに生える多年草、秋の七草の一つ)。花穂をオバナというが、垂れさがる形が馬のしっぽに似るから。子どもの頃は、この辺でも馬などを飼っている農家が多かった。ススキは馬のよい飼料になったり、まだその頃、残っていた茅葺き屋根の材料、また、炭俵を作るのも見ている。また、どんな理由だったか忘れたが、この茎で箸を作りご飯を食べる慣わしもあった。どんどん、増えるので春先に刈りこむのだが、それでも大きな叢を作っている。


撮影 2017年08月、本郷町

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撮影 2017年08月、本郷町

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ヨメナ

 ヨメナ(嫁菜、キク科、シオン属、Aster yomena、路傍に生える多年草。地下茎で増える)。一般に野菊といわれる花の一つ。この若芽は精油のオクチル酸などを含み、香りもよく、栄養も豊富。たとえばβ―カロテンは人参に匹敵、体内の活性酸素の発生を抑える。ビタミンB群も豊富、ビタミンKもある。鉄分も多く含み、高血圧予防、コレステロールを減らし、カリウムが多いから体内のナトリウムも追い出す。8月15日の敗戦の日が来るが、戦中、戦後を生きた人はヨメナを随分と食べている。


撮影 2017年08月、本郷町

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撮影 2017年08月、本郷町

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ゲンペイクサギ

 ゲンペイクサギ(源平臭木、クマツヅラ科、クサギ属、Clerodendron thomsoniae、つる性常緑低木)。この辺によくあるクサギの同属だが、葉にあのような強烈な臭気はない。それからクサギの花は、ちょっと嗅ぐと山百合の香りがするが、これにはない。花冠の赤と咢の白がきわだっているので、平家の赤旗、源氏の白旗にちなんで、このように呼ばれる。また、ツル性なので、この辺ではゲンペイカズラ(源平葛)とも呼ばれる。西アフリカ原産だから、榛名では冬は温室に入れないと枯れてしまう。植木鉢に差し芽をしておくと、どんどんのびるので、いかが?


撮影 2017年08月、本郷町

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撮影 2017年08月、本郷町

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シュウカイドウ

 シュウカイドウ(秋海棠、中国名をそのまま音読みにした。Begonia grandis、ベゴニア科、ベゴニア属、多年草、草本根茎植物)。中国原産で江戸時代に渡来。以前、台湾・台北の諸教会を訪問したとき、時間を取って、野柳の面白い地層を見て、花蓮から太魯閣、谷関を経て台中を案内していただいたことがあった。山中の茶店の老婆に日本語で、「日本人のクリスチャンには初めて会った」と言われて、驚いたり、また、山路のところどころに秋海棠が自生していたのを懐かしく思い出す。全草に蓚酸を含むので、潰して白癬菌・たむしの患部につけると効くと言われる。


撮影 2017年08月、本郷町

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撮影 2017年08月、本郷町

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ハクモクレン

 ハクモクレン、白木蓮。狂い咲といったら、こんなきれいはお花に申し訳ないが、やはり異常気象? この春も咲いているのです。今朝、起きて気づきました。


撮影 2017年08月、本郷町

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撮影 2017年08月、本郷町

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