スズラン

 スズラン(鈴蘭、ユリ科、スズラン属、Convallaria majalis L.)。ランという名がついていますが、ユリ科、北海道が有名ですが、本州の中北部にも自生しています。2003年に故郷に開拓伝道すべく帰ってきましたが、畏友が捧げてくださった礼拝堂の表札を自分で彫ろうと、上野村の森林組合に銘木を求めて行きました。そのとき、事務棟の傍に咲いていた鈴蘭を一株、担当の方が掘ってくださいましたのが増えています。紹介状もなく、突然、行った素人の私を暖かく迎えてくださり、材木置き場に案内され、いろいろと見せてくださり、桂が彫りやすいですよと丁寧に教えてくださった御親切を、いまも懐かしい思い出と大切にしています。


撮影 2017年05月、本郷町

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撮影 2017年05月、本郷町

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シラン

 シラン(紫蘭、Bletilla striata 、ラン科、シラン属、本州から琉球に分布)。陽のあたる湿ったところを好む多年草。地下に偽鱗茎があり、止血作用があるというが、古老からは聞いたことはない。この辺の庭にはたいてい咲いている。私も植えた記憶はないのだが。


撮影 2017年05月、本郷町

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撮影 2017年05月、本郷町

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シロリュウキュウ

 シロリュウキュウ(白琉球、ツツジ科、ツツジ属、Rhododendron mucronatum、常緑低木)。2003年に榛名に来て開拓伝道を始めた。すぐに集ったのは従兄姉 3人、昔からの友人の家族 3人であった。それぞれ、遠い教会に行っていたが、近くに教会ができたので、断わって転会された。私たちも入れて、すぐに10人くらいで礼拝が始まった。このツツジは、その一人の従兄が植えてくださった木で、いまでは記念となっている。この方々は私より年上だったので殆どが天に召された。いわば第一期で、この基礎を固めてくださった兄弟姉妹である。その後、第二期の方々が見えたが、いろいろあって何となく落ち着かず、その方々も去り、ここ、数年、やっと落ち着いて来た、はるなキリストの教会の第三期である。庭は駐車場も含めて600屬△襪里如∩霄茲蠅大変で、今日もほぼ一日、草取りとバラの消毒で体中が痛い、年をとったもんだ。


撮影 2017年05月、本郷町

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撮影 2017年05月、本郷町

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シャクヤク

 シャクヤク(芍薬、ボタン科、ボタン属、落葉の多年草、Paeonia lactiflora Pall)。アジア東北部原産。古く中国から渡来。立てばシャクヤクというが、庭にあるボタン、ユリの中では一番背が低い。根にはベオニフロリン、タンニン、安息香酸が含まれ、毒草として扱われるが、毒もまた薬なりで、字の通り、古くから婦人諸病、胃痛、筋肉痛に用いられてきた。戦中、勤労奉仕で駆り出された私たち、国民学校生はよく農家に行ったが、ある処では薬用に畑一面に栽培していたことを思い出す。


撮影 2017年05月、本郷町

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ジャーマン・アイリス

 ジャーマン・アイリス(ドイツ・アヤメ、アヤメ科。アヤメ属。Iris germania Hybrid、多年草)。日本のアヤメと違い、まっすぐ上に伸びず、地に這うように茎をのばすので、かわいそうだが、ちょっと支えをしている。故郷に戻って来て、興味あることは、私が知らなくとも、「あなたの親戚です」と言われることがとても多い。恐らく昔をたどって行けば、全部がつながるかもしれない。これも、母方の親戚ですという方が植えてくださったもの。 何とも言えず、甘い芳香が庭に漂っています。


撮影 2017年05月、本郷町

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撮影 2017年05月、本郷町

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キョウマルシャクナゲ

 キョウマルシャクナゲ(京丸石楠花、ツツジ科、ツツジ属。R.metternichi var.kyomaruense, 常緑低木、本州、特に長野、静岡に分布)。この庭にも石楠花はあるが、セイヨウシャクナゲ、今、身近に見られるのはほとんどこの種類。このシャクナゲはホンシャクナゲに似るが、花冠が違うし、また、葉の形も違うので、おそらくキョウマルだろう。もし違っていたら教えてください。いろいろな高山でハクサンシャクナゲを見て来たので、いまでも、シャクナゲを見るとワクワクしてくる。


撮影 2017年05月、本郷町

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撮影 2017年05月、本郷町

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カナメモチ

 カナメモチ(要黐、Photinia glabra、バラ科、カナメモチ属。常緑小高木)。ほとんど一年中でる若葉は紅色なので、この辺の人は、アカメというが、アカメガシワ、アカメモチもあるので紛らわしい。ここの庭にも、鳥が運んできたのか、1mくらいの木があるが、大きくなると困るので、せっせと刈り込んでいる。今頃、径15cmくらいの花序に小さな花が固まって咲く。皆さん、気にも止めないが、よく見るときれいですよ。


撮影 2017年05月、本郷町

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撮影 2017年05月、本郷町

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ノイバラ

 ノイバラ(野茨、バラ科、バラ属、Rosa multiflora、日本ではどこにも生えている落葉低木) 秋になると真っ赤に熟す実は皮膚細胞の活性化、美白作用もある。口に入れても甘酸っぱく、昔のおやつでもあったが、ここの実はまず野鳥が独り占めしている。この仲間にテリハノイバラがある。名前のように葉の表面がつやつやしており、ノイバラより大きな花を数少なくつける。榛名湖畔によくみられる。万葉集には宇萬良(うまら)と出てくる。これは「うばら」の転で、トゲのある小木の総称であった。倭名抄には、常陸國茨城郡牟波良岐という記述がある。


撮影 2017年05月、本郷町

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撮影 2017年05月、本郷町

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撮影 2017年05月、本郷町

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アヤメ

 アヤメ(文目、アヤメ科、アヤメ属、Iris sanguinea、乾いた地に生える多年草)。いずれがアヤメか、カキツバタと言われるくらい見分けずらい。アヤメの花には文(アヤ)目があり、湿地には生えない。全草に毒があり、食べれば下痢、嘔吐を起こすという。いくら悪食でも、この姿では食べる気はおこらない。つい先日もニラとまちがえてスイセンの葉をたべて中毒を起こしたニュースを聞いた。スズランの若芽をギョウジャニンニクと間違えて中毒を起こすというのは、毎年どこかで聞く。草の液に触れても皮膚炎をおこすというが、アヤメは増えるので、つい素手で引き抜いている私は、面ではなく手の皮が、よほど厚いのだろうか大丈夫?  榛名高原には、この仲間のノハナショウブが夏になると咲く。


撮影 2017年05月、本郷町

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撮影 2017年05月、本郷町

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撮影 2017年05月、本郷町

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カキ

 カキ(柿、禅寺丸柿、カキ科。カキ属、Japanese persimmon,-Zenjimaru 落葉中高木)。冬に剪定したりして、今年は花がいっぱいつきました。昨年はあまりならず、孫たちに採らせるのがヤットでしたが、今年は豊作の気配。


撮影 2017年05月、本郷町

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ユズ

 ユズ(ミカン科。、ミカン属、本州の南の方では野生化しているという。常緑小高木、Citrus junos,中国原産)。榛名の中腹にお住いの老姉妹、日曜日にお会いできな かったので、今日、病院の帰りにお訪ねし、お元気でした。庭にはいっぱいの花々。ユズの花も今年は沢山、ついていました。また、秋に東北のお友だちに差し上げましょうと、お話ししてきました。


撮影 2017年05月、本郷町

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撮影 2017年05月、本郷町

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撮影 2017年05月、本郷町

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サツキ

 サツキ(皐月、ツツジ科、ツツジ属、Rhododendron indicum、)。園芸種はどれほどあるか分からないくらい品種が増えている。10年位前に従兄が年をとって手に負えないからとサツキの盆栽を10鉢ほど持ってきてくれたが、他に貰い手も見つからず、私も、そこまで手が回らないので、地におろし、水をやるくらいで、何の世話もしていないが、あい変わらず彼女たちは小さいまま。


撮影 2017年05月、本郷町

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バイカウツギ

 バイカウツギ(梅花空木、ユキノシタ科、バイカウツギ属、Philadelphus satsumi、落葉低木)。秋から春にかけて雨が少なかったけれど、例年以上に品のよい白い花をいっぱいつけてくれた。科名のユキノシタの写真も付けたが、こんな小さな植物なのに、その科には、アジサイ、アマチャ、ウツギ、イワガラミ、ズイナ、スグリ、サンザシなど大きな家族をかかえている。


撮影 2017年05月、本郷町

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撮影 2017年05月、本郷町

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