イネ、Oryza sativa

 前の田んぼに稲穂がそろったので、近づいてよく見たら、まだ小さな花が咲いていた。イネ、Oryza sativa。なかなか、花までは注意して見ませんね。昔、昔、熱帯アジアからやって来て、日本列島でもどんどん北上して、今はお米の品評会でも、北海道産が常連になってきたほど。


撮影 2016年09月、本郷町

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撮影 2016年09月、本郷町

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ゲンノショウコ

 ゲンノショウコ(現の証拠、フウロソウ科、フウロソウ属、Geranium nepalense Sweet subsp.thunbergii)。子どものころは、どこの家でも野原から採って来て、陰干しにしておいて、子どもがおなかをこわすと、すぐにこれを煎じて飲ませた。また、年寄りは、お茶代わりにも飲んでいた。ポリフェノールの一種のタンニンが体内で収れん作用を起こし、胃腸に良かったのだろう。西洋の薬とちがって飲みすぎても体に悪さをしない。センブリ、ドクダミと共に日本の代表的な民間薬草。花は白色や紅紫色。北海道から九州までの全域に自生する多年草。この庭では、ドクダミとともにどんどん増えている。欲しい方に差し上げます。プランターでも育ちますよ。


撮影 2016年09月、本郷町

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撮影 2016年09月、本郷町

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オトコエシ

 オトコエシ(男郎花、Patrinia villosa、オミナエシ科、オミナエシ属)。日本では北海道から沖縄まで、日当たりのよい山辺に自生する多年草。来週、日立にいくので、その準備に出かけた帰り、近道をした里山で見かけた。たおやかな黄色の花のオミナエシに対して、全体に毛が多く、がっしりしているので、オトコエシとなずけられた。


撮影 2016年09月、本郷町

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撮影 2016年09月、本郷町

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シュウメイギク

 シュウメイギク(秋明菊、Anemone hupehensis Lemoine var.japonica、キンポウゲ科、イチリンソウ属)。古老に聞くと、昔はこの辺の田圃の畔には、よく咲いていたものだという。今は、ほとんど、観賞用に栽培しているだけ。地下茎を伸ばして、困るくらい繁殖する。キンポウゲ科の山の花は、榛名山中に、春から秋にかけて何種類も咲く。ご案内できるといいですね。


撮影 2016年09月、本郷町

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撮影 2016年09月、本郷町

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撮影 2016年09月、本郷町

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イヌコウジュ

 イヌコウジュ(犬香?、シソ科、イヌコウジュ属、北海道から沖縄まで普通に生える1年草、Mosla punctulata Nakai)。日本各地に自生する同じ科のナギナタコウジュの花穂や 葉は利尿剤として漢方で使われるが、これは何の役に立たないと「犬」がついている。イヌハッカ、イヌホウズキなど、特別に役に立たないと、みんな「イヌ」とつける。イヌは昔から人間の友であり、、役立っているのに、どうしてだろうか。草丈は20cmくらい、花は径 3mmくらいなので、気づく人はあまりいないかも。でもシジミチョウには贅沢な朝食である。


撮影 2016年09月、本郷町

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撮影 2016年09月、本郷町

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キンモクセイ

 キンモクセイ(金木犀、O.fragrans var.aurantiacus、常緑小高木)。ギンモクセイの変種なのだそうです。よく分枝して、樹高も伸びるので、庭のバランスを考えて、自己流に剪定しています。秋のある朝、突然、香りを放ち、驚かされます。小枝を折って、エクシーガのドライヴァーシートに差しています。今日、28日、朝方は雨が上がっていましたがその後はずっと降っていますが、開け放っている窓から雨にも負けず、心地よい香りを送ってくれています。そちらにも届いていますか? 樹下には、コムラサキシキブが紫色の実を雨に光らせ、玄関先には四季バラが、また咲き始めています。


撮影 2016年09月、本郷町

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撮影 2016年09月、本郷町

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撮影 2016年09月、本郷町

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撮影 2016年09月、本郷町

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