ムラサキツユクサ

 ムラサキツユクサ(紫露草、ツユクサ科、ムラサキツユクサ属、Tradescantia ohiensis Rafin,。)。北アメリカ原産、明治初年に渡来。観賞用に栽培する以上に、そこいらじゅうに自生している多年草。おしべ 6本、めしべは1本。花糸に紫色の細い毛があるというが、このような細かなものが最近、見えなくなっていたので、眼科医院にいったら、この前、手術した左目に後発白内障があり、今日、YAGレーザーで後嚢をとってもらった。レーザー焼去と聞いたときは、年甲斐もなくドキドキしたが、女医さんは、アッと言う間に、治療完了。5時間たった今は、再びきれいに視力回復。そして右眼の白内障は8月4日に日帰りで手術。有難いこと。


撮影 2016年07月、本郷町

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撮影 2016年07月、本郷町

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ガクアジサイ

 ガクアジサイ(額紫陽花、ユキノシタ科、アジサイ属、Hydrangea macrophylla Ser.f.normalis)。関東地方南部、伊豆あたりの海岸に自生。この辺では観賞用に植えられている。榛名の山中に行くと、少し似たヤマアジサイにお目にかかれる。花は小さく、枝先に咲き、その周りに萼が4〜5枚からなる装飾花をつけるので、これを絵などを飾る額に見たてて名付けられた。牧野の図鑑によると、「アジサイ」とは、「アジ」はアツで集まること。「サ」は真、「イ」は藍の約で、青い花が群れて咲くことから言われたとある。こういう語源を調べるのも楽しい。今日は暑いですね。お気をつけて。


撮影 2016年07月、本郷町

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撮影 2016年07月、本郷町

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ホド

 ホド(塊、ホドイモ、Apios fortunei Maxim, マメ科、ホド属)。この辺ではアピオスと言って、庭先にはえさせている。マメ科の花は総じて美しいが、この花は切って飾りたいくらい品がある。北海道から九州までの山野に自生するつる性の多年草。ホドの特徴は塊根が赤子のこぶしほどに大きくなり、食べられること。各種ビタミンも豊富、ペプチドも多く含まれ、血圧降下によろしい。カルシウムもかなり含み、気分を安定するという。茹でるか、焼いて皮をむいて食すとおいしい。根は四方八方、どこまでも伸びるから、塊根を食べるのでしたら、大きめの植木鉢に入れて育てると、収穫の時、ひっくり返せばよいので、簡単。欲しい方には秋になってから、塊根を差し上げます。


撮影 2016年07月、本郷町

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ウイキョウ

 ウイキョウ(茴香、セリ科、ウイキョウ属、Foeuiculum vulgare、寒さに強い多年草)。聖書にも出てくるイノンドも同じ属で、見分けがなかなか難しいが、おそらく、これはウイキョウだろう。一般には、フェンネルと言われている。イノンドの果実はディルといわれ、日本では、これが全体の名前で通っている。ヨーロッパ原産だが、かなり昔に日本に来ている。葉、花、果実には甘い味とさわやかな香りがあり、観賞用というよりも、健胃剤、鎮静剤に、また、魚料理にも使われている。移植は難しく、種から育てると簡単。


撮影 2016年07月、本郷町

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撮影 2016年07月、本郷町

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ヤマユリ

 ヤマユリ(山百合、Lilium auratum Lindl. ユリ科、ユリ属、中部地方以北の低山帯に自生する多年草)。近年、めっきり減ってきているので、しょうがない人間どもだと怒っていたら、それ以上に山ではイノシシ、里ではモグラの食害がひどいのだそうだ。年数がたつと直径10cm以上にもなる、鱗茎が目当てである。それは、おいしい筈だ。 昨年、福島の山に、ヒメサユリを見に連れて行っていただいたが、斜面に見事な群生地があった。が、なんと、その周りをkm単位で、電気柵を張り巡らせていて、定期的に巡回しているという。猪対策であった。少しの見学料を取っていたが、間に合わないと思った。私も大好きな花だから、ここ榛名に戻ってきて、すぐに分けていただいて庭に植えたが、2〜3年で絶えてしまう。よっぽ ど手入れが悪いのかと思っていたら、榛名野草の会の清水さんが、モグラが食べてしまうのだと教えてくださった。防ぐためには、モグラには申し訳ないが、深さ50cmくらいの植木鉢の底を抜いて地中に埋め、そこに鱗茎を植えるのだという。1株分けていただいて、そのようにし今年で2年目、大好きな花が2輪咲いたので、ご覧に入れます。PCでは香りをお分けできないのが残念。


撮影 2016年07月、本郷町

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撮影 2016年07月、本郷町

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ミヤギノハギ

 ミヤギノハギ(宮城野萩、Lespedeza thunbergii Nakai、マメ科、ハギ属)。来週から連続する東北支援の夏ヴァージョンの材料仕入れにいって、帰ってくると、門のところのハギに目がとまりました。いつも初夏には花を咲かせますので、別名はナツハギ。茎は1〜1.5m、本州中部の日本海側のブナ帯の日当たりのよい所に自生するケハギの栽培種といい、よく増えます。見分けがなかなかつかない。


撮影 2016年07月、本郷町

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撮影 2016年07月、本郷町

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ムクゲ

 ムクゲ(槿、別名 はちす、Hibiscus syriacus、アオイ科、フヨウ属)。中国原産、様々な園芸品種がある。花は一日花ですが、これから10月くらいまで咲き続けます。高さは3〜4m。美しい韓国の国花でしたね。


撮影 2016年07月、本郷町

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レンゲショウマ

 レンゲショウマ(蓮華升麻、Anemonepsis maerophylla Siebold、キンポウゲ科、東北南部から中国地方の樹林の下に自生する日本特産の多年草。) 東京では高尾山が有名。 随分前、セゾンの堤さんがゴルフ場や別荘地に買っておいた赤城西麓の広大な麓を思い切って変換し、人間と自然の共生の実現を目指して、30年もかけて関東の植物が生き生きと生い茂る自然園を造りあげた。並みの財界人ではできないこと。今はレンゲショウマなどがきれいである。孫について行ってもらい、楽しんできた。


撮影 2016年07月、本郷町

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撮影 2016年07月、本郷町

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