ジャーマンアイリス

 遠縁の方が来て、植えてくださった一株のジャーマンアイリスが咲きました。アヤメ科、地中海沿岸が原産だそうです。この町では広い庭一杯に、ジャーマンアイリスを咲かせ、みなさんに公開なさっているおうちもあります。ただ、個人的には在来のアヤメの方が、なんとなく落ち着きます。


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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モッコウバラ

 今回も、ご迷惑を顧みず、皆さんからひんしゅくを買いそうですが、私の気分転換の大切な時となっています。皆様の忍耐に感謝いたしますが、ご迷惑の方は、どうか教えてください。お願いいたします。 モッコウバラ(バラ科、Rosa babksiae,中国原産で、トゲがない。常緑蔓性)、シラー(ユリ科、Belbiana、ヨーロッパ、アフリカ原産)、シラン(ラン科、Bletilla striata Reichb.f.)、台湾、中国南部、本州以南 に分布。多年草、非常にに強く、栽培はやさしい)、ヤマフジ(マメ科、フジ属、Wisteria brachybotrys ツルは左巻き)、ワスレナグサ(ムラサキ科、ワスレナグサ属、ヨーロッパ・アジア原産、Myosotis scorpioides、多年草)、タイム(シソ科、南ヨーロッパ、地中海沿岸 原産、常緑小低木、ハーブの一種、全草に強い甘い芳香があり、その精油成分はチモール)。


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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スズラン

 夜来の雨も上がり、これから伸びにのびた庭の草との格闘が始まります。どなたか応援に来てくださいませんか? 庭のスズランが露にぬれた愛らしい姿を見せています。これは2003年、ここ榛名に来たとき、Oさんが礼拝堂を捧げて下さることになり、感謝の祈りをもって設計をし、廣神建設で着工したころ、どうしても、入り口に掲げる表額は自分で彫りたくて、銘木を求めて上野村の森林組合に行ったことがあります。そのとき、事務所の脇に咲いていた鈴蘭の株をいただいて来たものが、今、二か所に増えています。ユリ科、スズラン属、Convallaria majalis L.var. keiskei,Makino、北海道から本州中北部に自生。春の山菜に、「うるい」(オオバギボシ)があるが、ときに鈴蘭の若芽を間違えて採って、食し、中毒を起こすニュースが、毎年、このごろ目にします。


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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黄色のボタン

 5月5日、朝から強い日差し、27℃まで気温が上がってきて、今は室内に逃げ込んでいます。庭には、黄色のボタン(牡丹、ボタン科、Paeonia suffruticosa。中国北西部が原産地。臺灣の國花で す)。セイヨウシャクナゲ(ツツジ科、ツツジ属、石楠花、 Jean Marie)、草津温泉に行くとアズマシャクナゲが見事ですが、この辺では、うまく育たちません。エビネ(蝦根、Calanthe discolor lindl.var. disclor)。北海道西南部以南に自生してきた多年草だが、乱掘され、近年はなかなか見られなくなりました。友人は栽培して増やしています。ごきげんよう。


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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スイカズラ

 スイカズラ(吸い葛、スイカズラ科、Lonicera japonica Thunb.ex Murray、半常緑、右巻きつる性、この辺の道端や野山に自生。枝先の葉腋に2個づづ、よい香りのする花をつける。花冠は筒状で、引き抜いて細いほうから吸うと甘い蜜が出てくるので名前が付けられた。上花弁は先が4烈し、下弁は線状。花は初め四六、やがて黄色に変わるので、金銀花ともよばれる。子どもの頃は、この葉、花を採ってきてお風呂に入れた。腰痛、湿疹、あせも、美肌によいとされ、実際、よく肌に効いた。芳香の正体はジャスモンなどの揮発性油、タンニン、フラボノイドなども含む。今年は5月11日(水)の夜から咲始めた。祈祷会を終わって、ドアを開けた途端、さわやかな香りに思わず詠んだ愚作。    「満ち足りて、会堂をいでし われつつむ すいかずらの香 天もかくやと」


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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サツキ

 科学万能と言われる世でも、私は創造の神を信じています。これらの花をみても、その個性あるデザインに驚くばかりでです。  サツキ(ツツジ科、皐月、Rhododendoron indicum、南の方では自生もしているそうです)。いつかお話をしたかもしれませんが、従兄がもう世話ができないと彼の盆栽を持ってきたのが、ずいぶん前です。私は土に下しましたが、長い間、不自然な形を強制されていたので、まだ、完全には本来の姿には戻っていません。  サルナシ(マタタビ科、Actinida arguta、落葉の蔓性)、雄花はかたまって、雌花はひとつづつ分かれて咲きます。仲間のキウイの花にも似ています。この辺の里山に行きますと、よく見られます。秋になって熟す液果は2cm位の小さな実ですが、野生の中では女王様クラスでしょう。甘酸っぱくて、おいしいですよ。今年もいっぱいなりましたから、秋においでになれば、ご賞味いただけます。  ウツボグサ(シソ科、靭草、Prenella vulgarie L.sub.asiatica) 花の全体の形が昔、矢を入れた靭に似ているので、名づけられました。この庭にはシソ科の植物は多いです。


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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ホタルブクロ

 ホタルブクロ(蛍袋、キキョウ科、ホタルブクロ属、Campanula punctata Lam. var.Panctata)。日本各地の山野に自生。地下のツル性の根を伸ばして増える。花はおもに淡紅紫色、まれに白色。キキョウ科の植物の若芽は春の山菜にも数えられます。ホタルブクロも食べられますが、葉には細かな毛が生えてるので口の中でごそごそする。キキョウ科の中で一番おいしいのは、さわやかな香りのするツリガネニンジンの若芽。ある地方では「トトキ」と称する。後ろにちょこっとヤマホタルブクロの紅紫色のつぼみが見えますか? 花はもう少し遅れて咲きます。下から花の中をのぞいた写真は、ちょうどハナアブが飛んできて、奥に潜り込んだところを撮ったのですが。


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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バイカウツギ

 バイカウツギ(梅花空木、Philadelphus satsumi、落葉低木)。この庭で13年目。親木は枯れて、今は新しい枝が伸びて大きくなり始めている。40年前に初めて大樺沢で見て以来、好きな花。北岳は、もう無理だろうな。


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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ヒルザキツキミソウ

 ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草、アカバナ科、マツヨイグサ属、Oenothera speciosa Nutt.北アメリカ原産の帰化植物、多年草。つぼみの時は下を向いているが、花が開くと上を向く。種ができず、根茎で、困るほど増えていく。花は大きく、直径、5〜6cmだが、名のとおり一日花である。今日も午前中は病院。有難いことに、おおむね順調である。


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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ハクチョウゲ

 ハクチョウゲ(白丁花、Serissa japonica、アカネ科、常緑小低木)。庭にはアカネ科の植物としては、他にヘクソカズラ、ヤエムグラがあるが、両方とも、あまり喜ばれないつる草である。13年前、ここに来たとき生垣をハクチョウゲにしようと、町の業者に行ったが、分からないと言われ、さてと考えていたら、建築にあたった廣神建設の社長さんがサザンカを持ってきて植えてくださり、今は見事な生垣になっている。何年か前のこと、ハクチョウゲの苗を一本、いただいたので、玄関先に植えてある。花は長さ1cmにもみたない小さな漏斗形で、先は五裂している。参考までにコーヒーの木もアカネ科。


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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ゼニアオイ

 ゼニアオイ(銭葵、Malva sylvestris L.アオイ科、ゼニアオイ属、越年草、古くヨーロッパより渡来。このあたりではほとんど自生している。ここに来た時、「タチアオイ」と教えられたので、ずっと、そう思い込んでいたが、今日、牧野の図鑑を広げてみたら、そうではなく、ゼニアオイと分かった。なんでも、江戸時代に、この小さな花が一文銭の大きさに似ていたので、名づけられたという。アオイ科のなかには、夏に咲きだすムクゲ、野菜のオクラもそう。変わったところでは、私は食べたことはないが、臭いで有名なドリヤンも入るそうだ。この花は下から咲き上がるが、一番上の花が咲くと梅雨が明けると言い伝えられている。とにかく元気な花なので、今頃の礼拝堂を一番、毎年、飾るお花でもある。


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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アスパラガス

 アスパラガス(ユリ科、クサスギカズラ属、Asparagus officinali L. 多年草)。この花をご覧になった方は、そう多くはないでしょうか。いつの間にか石垣の間に生えてきて、今年はかわいそうですが、3本、若い茎をいただきました。 そのまま伸ばすと、背丈は1mを越すほどになります。いまごろ、葉のように見える枝の、少ない葉腋から緑色のなかなか味のある小さな花を沢山つけます。秋になると真っ赤な小さな実をつけます。この庭には、ユリ科の植物は、そのほか、コオニユリ、ジャノヒゲ、スズラン、チゴユリ、テッポウユリ、ナルコユリ、ノカンゾウ、ノビル、バイモ、ニラ、ハナニラ、ホウチャクソウ、ホトトギス、ヤブラン、ヤマユリなどが生えています。


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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ムラサキツユクサ

 ムラサキツユクサ(紫露草、Tradescantia ohiensis Rafin。ツユクサ科、多年草)。子どものころから家のまわリで見慣れている草、理科の実験にも使った花だが、北アメリカ原産で1870年頃に渡来した草だという。昔から路傍などに咲いていた、ツユクサに花が似ていて、花の色が紫なので、こう名付けられたというが、全体の姿も、花弁なども、あまり似ているとは思えない。さあ、これからまた、暑くならないうちに庭の草取り。


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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アカバナ

 アカバナ(アカバナ科、アカバナ属、Epilobium pyrricholophum Franch.et Sav. 日本、朝鮮半島、中国に分布する多年草)。高原を彩るヤナギランと同属。花は小さくく、1cm以内。秋になると葉が紅紫色にかわるので、名付けられた。庭にあるアカバナ科の植物は、ヒルザキツキミソウだけ。


撮影 2016年05月、本郷町

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撮影 2016年05月、本郷町

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