フサスグリ

 フサスグリ(房酸塊、ユキノシタ科、スグリ属)。黄緑色の花は小さく目立たないが、実は真っ赤な房になるので、すぐ目につく。5mmくらいの小さな実だが口に放り込むと酸っぱい。庭にあるユキノシタ科をアジサイ、バイカウツギなど紹介しましたが、想像できないでしょうが、これも、そう。明治年間にヨーロッパから渡来したと言われています。スグリの仲間は日本にもスグリ、エゾスグリ、ヤブサンザシなどがあります。スとは酸っぱい、グリとは石垣などを積むときに奥や間に割栗石を入れるが、そのぐりである。


撮影 2015年06月、本郷町

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タチアオイ

 タチアオイ(立葵、アオイ科、タチアオイ属)。昔から、アオイとはこの花を指していたらしい。小アジア原産。随分、前に日本にきて栽培されている。英語では、Holly hock、徳川の家紋にちなみ、水戸のサッカーチームの名前になっている。国家公務員の父の転勤で、五軒小学校に3年生までいたから、なんとなく懐かしくなる。孫娘が水戸にいたころ、小学校校歌を歌っていたので、声を合わせたら、「おじいちゃん、どうして知っているの? 」というから、先輩だよと言うと目を丸くしていた。これも植えてはいないが、どうして生えたのだろう?


撮影 2015年06月、本郷町


撮影 2015年06月、本郷町

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サツキ

サツキ(皐月、ツツジ科)。さつきなのだけれど、水無月に咲き始めている。水無月も梅雨時期なのに、どうしても思うが、水の月の意味。従兄が盆栽として、何十鉢と育てていたが、出来なくなったのでと、持って来たので、南側の石垣の上に植えている。いわれるままに、花が終わると、刈り込んでいるが、あまりいじめてはいない。「枝たわめ 小造りされし 盆栽は なにを思うや 人の心を」


撮影 2015年06月、本郷町


撮影 2015年06月、本郷町

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 「青」という字jには、本来、青雲の志とか、青田、人生、いたるところ青山ありといった、限りない未来を期待させる趣があるが、同時に植物の実から連想してか、青臭いとか、青二才といった未熟者を表す意味にも使われている。今、庭にはいくつかの実がついて、収穫の秋に向かって成長しづづけているので、今日は、その中からヤマブドウ、サルナシ、カリン、そしてミカイドウの4種を取り上げ、皆さんにご覧に入れます。久しぶりの雨に潤され、庭の植物は生き生きしてきているが、特に「若い実」はみずみずしく、小学生が、庭にいる私を見つけて、「おじいちゃん、サルナシ、なった」と、聞いてくるほどに、期待を持たせるなにかがある。老いゆく者が、もしかすると、若い者を見つけ出し、水を注いできたかも しれないが、しかし、成長させるのは神、ご自身である。若い者に向かって、少しでも高ぶる心があれば、それは神に対する冒涜ともいえる。私の尊敬するO先生は「若い芽の会」と名付けて、長年、未来の音楽家をはぐくむ活動をなさっているが、ネーミングもなかなかのものである。お手許に新約聖書がありましたら、コリント人への手紙 第一、3章5〜7節をご覧になってください。まだ、お持ちでない方は新約聖書(新改訳)を1冊差し上げますから、お知らせください。


撮影 2015年06月、本郷町


撮影 2015年06月、本郷町


撮影 2015年06月、本郷町


撮影 2015年06月、本郷町

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ナツツバキ

 春江さんのお世話で、榛名名産の青梅を200kg頂けることになり、半分、いただいてきました。まだ、仕分けが終わってなかったので、夕の礼拝が終わったら、また、100kg、いただきに行きます。なんでも、5軒の梅農家の方々のプレゼントだそうですが、この辺のお店で見ますと、1sあたり、400円はしていますから、膨大な贈り物です。本当に有難いことです。   窓越しに白い花が見えたので、庭に回らせていただいて、見物させていただいてきました。ツバキ科、ナツツバキ属の「ナツツバキ」です。さすが、榛名野草の会の会長さん宅だけに、広いお庭は深山の趣があり、目通し30pはある太い木は樹高、30m以上には伸びていまて、上の方は葉に遮られ見えませんが、いっぱい咲いているそうです、落ちた花びらで、根元が真っ白になっていましたから。明日は、七ヶ浜と東松島にお届けしましょうと、急な訪問の、ご了解をいただくお電話をいたしました。


撮影 2015年06月、本郷町


撮影 2015年06月、本郷町

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チチタケ

 この屋敷全体は比較的、乾いているところなので、目につくキノコは薪に出るカワラタケぐらいだが、東の石垣の下に初めて見るキノコが生えている。傘の直径は8cm、背もそのくらいだ。調べてみても名前がわからない。何となく似ているのはカラカサダケだが、はっきりしない。どなたかご存知の方、お教えください。高校生までは、今のように山も荒れてはいなかったので、初夏から秋にかけ、周りの里山に一人で分け行っては様々なキノコを採っていた。まず、チチタケ、ナラモタセ、キクラゲ、ネズミタケ、ハツタケ、ジコウボウなどを覚えている。子どもながらに、キノコ名人と言われていた。


撮影 2015年06月、本郷町


撮影 2015年06月、本郷町

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ヤブカンゾウ

 ヤブカンゾウ(藪萱草、ユリ科、ワスレグサ属)。前の田んぼの畔道に今年も咲き始めた。Nonti scordar di me と歌うのはカンツオーネの「勿忘草」だが、その逆で、中国の故事に、この花を見れば憂いを忘れるということから名付けられたという。古く日本に渡って来たらしく、倭名抄には、「和須禮久佐」として出てくる。我が家から車で30分の榛名湖畔には、7月末から8月にかけて、「ユウスゲ」が夕暮れに可憐な姿を見せるが、これも同じ仲間。ぜひ、見に来てください。ご案内します。「わが魂よ。主をほめたたえよ。主の良くしてくださったことを、何一つ、忘れるな」 詩篇 103篇 2節


撮影 2015年06月、本郷町

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カタバミ

 カタバミ(傍食、カタバミ科、カタバミ属)。葉の片方が欠けているので名付けられたと言う。別名は酸いもの草、漢名では酢漿草。茎、葉、またバナナの形をした小さな実は酸っぱいので名付けられた。成分は蓚酸である。黄色の花はオッタチカタバミとある本にはあるが、タチカタバミよりは小型である。紅紫色の花はムラサキカタバミ。南アメリカ原産で、江戸時代には、もう日本に来ているそうだ。どんな経路で来たのか興味がある。芝生に生えて困るのは葉が赤っぽいアカカタバミ。良く見れば、みあな可愛い花ではあるけれど、雑草と言われる草で、いずれ暇があれば、引き抜かれる運命にある。


撮影 2015年06月、本郷町


撮影 2015年06月、本郷町

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