キュウリグサ

 キュウリグサ(胡瓜草、ムラサキ科、ミズタビラコ属)。ムラサキ科の植物がいくつか庭にあるが、一番早く顔を出すのがこれ。葉をもむとキュウリの匂いがするので、名付けられた。雑草といわれ、まず気が付く人はいないだろうが、ムラサキ科だから、3mmくらいのルリ色の花はきれいだ。ここにも神の御愛を見せられる。ミツマタ(三椏、ジンチョウゲ科、ミツマタ属)。樹皮の繊維は丈夫な和紙になるので、お札に使っていると聞いたが今はどうなんだろう? 「今日ありて 明日は炉に入る 野の草も 神はこれほどに 装うなるかな」


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町

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ユキヤナギ

 ユキヤナギ(雪柳といってもバラ科、シモツケ属の落葉低木、花が雪のように白く、枝が柳のようにしだれているので名付けられた) 毎年、紹介していますが、そのたびに姿を変えてきています。神の造化の妙です。 「渇きいる 者だれも来よと 主の言いし 生ける水のごと、ゆきやなぎは」 ヨハネの福音書 7章37、38節を思い出しながら詠みました。


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町

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シダレザクラ

曇り、時々雨という天気が続いていますが、庭のシダレザクラが満開になりました。桜切る馬鹿、梅、切らぬバカと言いますが、この桜は素人ながら、見よう見まねで冬季に剪定しています。ソメイヨシノより、アメリカシロヒトリにも強いようです。お花見においでください。お土産に、近所で青菜が摘めます。もっとも、時々、留守にしていますが。


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町

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シャクナゲ

 東北支援から、何から何までお世話になっている清水さんを訪問。花盛りのお庭に案内されました。そこには数え切れない草木の花が咲いていました。シャクナゲ(石楠花、ツツジ科、つつじ属)。これはアズマシャクナゲだろうか。足元にはショウジョウバカマ(猩々袴、ユリ科、ショウジョウバカマ属)が、やや湿った樹下に咲いていた。これも自然のままだ。ミツバツツジ(三つ葉躑躅、ツツジ科、ツツジ属)。葉が枝先に3葉づつ出るので名付けられた。葉の出る前に咲く花は美しい。この辺の山々もやがて、この花で飾られる。彼は山のヴェテランだからいいが、はあはあ、息をきらせながら山を登らなくとも見られる事は心臓の弱っている私には有難い。珍しいオキナグサも撮ったが、どういうわけか、AFなのにピンボケっている年を取ると手先が震えて困ったものだ。このカメラには手ぶれ防止がない。昔は、500mmでも手持ちで撮れたものだ。


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町

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ハクモクレン

 ハクモクレン(白木蓮、モクレン科)。隣り合って木蓮の木があるが、まだ咲かない。モクレンの紅紫色の花は半開だが、このハクモクレンの花は全開する。花弁は6枚、咢は3枚あるが、同じ色で、長さも同じくらいなので花びらが9枚あるようにも見える。誰かを思わせる上品な花だ。急に明日、東松島に行くことになったので、顔馴染みのENEOSに行ったら、軒先にもうツバメが来ていた。


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町

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キランソウ

 キランソウ(シソ科、キランソウ属、金瘡小草と幾つかの本に漢字の名前があるが、どうもこれは漢方薬の生薬名らしい。煎じて、咳止め、痰きり、下痢止めに効き、山野で虫に刺されたらこの葉をもんでつけるとよいいわれているように、昔から民間薬に使われてきたので、別名を医者ころしという。地面を覆っているので、目立たないが、よく見れば、その草花の趣から、昔の人は金襴緞子に見立てたのかもしれない。今日は久しぶりに雨が止んだので、庭に出て草取りをした。ほんの一部が終わった頃、一天にわかに、かき曇り、風が吹き、雷と雹が降ってきたので、家の中に逃げ込んだ。


撮影 2015年04月、本郷町

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ムラサキケマン

 ムラサキケマン(紫華鬘、ケシ科、キケマン属)。日本中どこにでも生えていて、名前に似合わず嫌われている草。というのも、この全草にはあるアルカロイドが含まれていて、食べたりすると、呼吸困難や、場合によっては心臓麻痺も起こすと言うから。ただ、死ぬような猛毒ではないとも言われる。「毒草と ムラサキケマン 嫌われど 神装えり かくも美し」


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町

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ミカイドウ

 ミカイドウ(実海棠、バラ科、リンゴ属)。中国では昔から美人にたとえるほどの美しい花を咲かせるハナカイドウに対し、これは花も美しいが、実をたわわにつけることから名付けられた。学名はMalus micromalus Makino。別名はナガサキリンゴと言うそうだが、初め、長崎から広がったからと図鑑にある。直径2pにも満たない実がなり秋に赤黄色に熟し、口に入れるとなかなかおいしい。ヒヨドリは花びらもついばむし、この実は大好物で、熟し始めるとあっという間になくなってしまう。「花も実も ゆたかならむや 実海棠 春に秋にと 野の鳥めぐむ」


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町

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サトザクラ

 サトザクラ(里桜、バラ科、サクラ属)。さとざくらには、いろいろの種類がつくりだされ、この名前は分かりません。ある方が以前、どのようなつもりか植えて行ったもの。花に罪はありませんが、春が来て、咲くたびに、行方も知らさぬ彼らに複雑な思いがします。「子をたのむと 云いて植えゆき さとざくら 便りも絶えて 親たち悲し」


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町

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モッコウバラ

 朝の礼拝の後は持ち寄り愛餐会。季節のお料理に舌鼓を打ち、のんびりと歓談。今日は快晴、地方選挙の投票に行って来たら、朝方よりも、モッコウバラ(木香薔薇、バラ科)が満開。木香と言いながら黄花には香りはない。孝倫さんからいただいたカラタネオガタマ(唐種招魂、モクレン科、中国原産)は、昨年の大雪で芯が折れてしまったが、それでも今年は花が一杯。ものの本にバナナの香りとあるが、しいていえば、モンキーバナナの香りを、もう少し、さわやかにしたような香りで、傍に立つと実に気持ちがよい。「我にある 神の御霊は 賜物ぞ 我が招きし お方に非ず」。


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町

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ハハコグサ

 ハハコグサ(母子草、キク科、ハハコグサ属)。今日のように30℃ちかくも気温が上がると、春の七草は、もう遠い昔の感でしょうが、敢えて漢字で書きますと、「芹、薺、御形、繁縷・・・」と続く、ごぎょうですが、漢名の御形は、和名では母子草となります。柔らかな葉には一面にうぶ毛が生えていて、「ははこぐさ」とよくも名付けたものと感心します。これだけを見ると、えっ、これ食べるのって思うかも知れませんが、 ヨモギの若葉のように、草団子にも使われます。また、民間薬では、煎じて服用し、咳止めに用いられました。「花の咲く 心も知らず 春の野に はらはら摘める ははこもちゐそ」 和泉式部 さすがに、さすがに、上手です。


撮影 2015年04月、本郷町


撮影 2015年04月、本郷町

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