キヌガサソウ(衣笠草、ユリ科、ツクバネソウ属)

 東北支援に大きな力となっている町の清水さんは榛名野草の会の会長さん。この夏の観察会は栂池自然園。会員でもない私が参加できるようにと日曜日ではなく、金曜日にセットしてくださった。そのために参加が30人と少なかった事に恐縮。9年前の心臓手術以来、初めての遠出? ご迷惑をおかけしないかと心配したが、私達がついているからと仰られ、会員の方が交替で付き添ってくださり、群バスを借り切っての日帰りでしたが、どうやら、皆さんについて行ってこられました。キヌガサソウが群生していました。名前は昔、高貴なお方に差しかけた衣笠に見立ててつけたと言う。気のせいか、今日はきわめて快調! 撮った数々のお花の写真をアルバムにしてお礼差し上げましょう。


撮影 2014年08月、本郷町


撮影 2014年08月、本郷町

>>

ニラ(韮)、ユリ科ネギ属

 ニラ(韮)、ユリ科ネギ属。庭には同じネギ属の、ノビル、ネギ、ギョウジャニンニク、ハナニラ、オーニソガラムが生えている。ここから車で飛ばすと30分の榛名湖畔にはヤマラッキョウが群生している。このニラはここに来た頃、清水さんのお庭からから苗をいただき、庭の片隅に植えたが、多年草だから、毎年、少しづつ増えていて、便利な野菜である。子どものころ、風邪をひくと母が必ずニラをたっぷりと入れた卵とじを作ってくれた。


撮影 2014年08月、本郷町


撮影 2014年08月、本郷町

>>

ヒマワリ(向日葵、キク科、ヒマワリ属)

 野鳥が運んでくるのか、庭には時にいろいろな花が咲きます。今年はヒマワリ(向日葵、キク科、ヒマワリ属)。太陽にいつも顔を向けて回ると言われ名がついたが、、そんなことはない。これは遅く芽を出したので、ひょろひょろだが、近所の畑などでは根元が10cmにもなって、茎が折れるほどの大きな花をいくつもつけている。種は絞ればよいオイルが取れ、炒って食べてもおいしい。リスなどのえさにもなる。同じ属にはヘリアンサスがあるが、庭に邪魔になるほど茂っている。


撮影 2014年08月、本郷町


撮影 2014年08月、本郷町

>>

キバナコスモス(黄花コスモス、キク科、コスモス属)

 キバナコスモス(黄花コスモス、キク科、コスモス属)。御茶の水では見なかったが、榛名にきたらどこでも、今頃は咲いている。メキシコ原産で大正年間に来ているという。いわゆるコスモスとは同属だが別種である、とにかく繁殖力は旺盛。春から夏にかけて、出てくる芽を抜かないと大変なことになる。学名は「コスモス・スルフレウス」。サルファと言っている硫黄と同じ名前で色から来ている。台風11号が近づいているが周りをモクレンやしだれ柳に囲まれておるので助かっている。自然界にも寄らば大樹の蔭が通用しているのもおかしい。


撮影 2014年08月、本郷町


撮影 2014年08月、本郷町

>>

タチアオイ(立葵、アオイ科、タチアオイ属)

 タチアオイ(立葵、アオイ科、タチアオイ属)。英語名は水戸のサッカーチームの名前にもなっているし、静岡市の葵区に行くと、この名前のお店がたくさんある。いずれも徳川連なり。原産地は中国、それからヨーロッパに渡っている。乾燥させた花は咳止めシロップにしたり、鎮静や利尿に効くという。日本にも薬草として入ってきている。


撮影 2014年08月、本郷町


撮影 2014年08月、本郷町

>>

ワレモコウ(吾亦紅、バラ科、ワレモコウ属)

 ワレモコウ(吾亦紅、バラ科、ワレモコウ属)。牧野大図鑑では日本の木香の意味で、我の木香だと言われるとある。別名は団子花とあるが、似つかわしくない。ここ榛名では、葉をもむとキュウリの匂いがするので、キュウリッパという。因みにこの大図鑑セットは榛名に来るとき、教会の姉妹達から頂いた高価な贈り物で、感謝しながら毎日というように開いている。はるなの庭は小さな草原状にしているが(何のことはない、ものぐさの結果で)、よく分枝した先に咲く暗赤紫色の楕円形の花は、花弁こそないけれど草の中でも、独特の風情で秋を最も感じさせる。戦時中、東京の桐里というところにいたが、近所にトウカンモリ(おそらく稲荷森)という丘があって、よく弟と妹を引っ張って探検に行った。そこで初めてワレモコウと出会っている。その弟は敗戦の前の年、11月に風邪から亡くなっている。栄養失調だった。


撮影 2014年08月、本郷町


撮影 2014年08月、本郷町


撮影 2014年08月、本郷町


撮影 2014年08月、本郷町

>>

シュウカイドウ(秋海棠)、シュウカイドウ科、べゴニア属

 シュウカイドウ(秋海棠)、シュウカイドウ科、べゴニア属。中国原産の多年草。バラ科のハナカイドウに似た花を秋に咲かせるので、このように名付けられた。これもいつの間にか、礼拝堂の裏に咲き出したお花。地下茎は毎年、新しい根茎を作り、増えていく。枝先や葉腋に紅色の花をたくさんつける。4枚の花弁に見えるのは小さい2枚が花弁で、大きな2枚は萼片。「うなだれし秋海棠にふる雨は いたくはふらず只白くあれな」 長塚 節


撮影 2014年08月、本郷町


撮影 2014年08月、本郷町

>>

>> 最新の写真
 
© はるなキリストの教会