カラスウリ(烏瓜)、ウリ科、カラスウリ属 

 夏の宵にレースのような花を咲かせていたカラスウリが、やがて緑の実をつけ、今はその実が真っ赤にそまり、そこかしこでぶら下がっている。そろそろ、木の葉が落ちてくるので、とにかく目に付く。

 今は見なくなったが、子どものころはよく手足にシモヤケが出来たり、ヒビが切れたりした。その時に、母がこの実をつぶして、そのまま手足に塗りこんでくれたものだ。なんか効いたような気がする。

 そのほか、大きな蔓になると、根っこにサツマイモのような大きな根塊が出来ているので、それを掘り出して、薄く切って乾かしたものを、煎じて熱さましに使ったこともあった。

 今は、ベビー・パウダーなど便利なものが出来ているが、この根をすりおろしてとったデンプンは天花粉といって、赤ちゃんのアセモよけに使った。


撮影 11月27日、本郷町

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