シラカシ(白樫)、ブナ科、コナラ属

 上州名物の一つに冬の空っ風がある。それを防ぐために、旧家では、北側に屋敷をかこむように、カシグネが植えられている。

これはシラカシである。秋には沢山の実が小道を埋め尽くす。この辺では、この実はジランボとい、昔は子どものよい遊び道具であった。

また、樫は初夏に葉を大量に落とすが、これは実によい堆肥となった。

ただ、成長がすごいので、年に二回は刈り込まなければならない。高さが20mにもなるから大変である。昔は竹やぶから真竹の長いのを切り出して、はしごを作り、一家の主人がやる仕事であったが、近年はそれも出来なくなり、植木屋さんに頼むようにになった。クレーン車を持ってきて、機械でバリバリと刈り込んでいる。楽だけれども、その費用は大変なものだ。

 


2007年12月27日 高崎市本郷町にて

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