ミョウガ(茗荷)、ショウガ科、ショウガ属

中国東南部が原産地。平安時代の書物には、すでに名が出ているほど、渡来の年代は古い。その頃は、「女加」メカといったという。 

この辺では大抵どの屋敷にも自生している。春先の地中の若い茎を、「ミョウガタケ」といい珍重され、夏から秋にかけて出るつぼみをミョウガとして食す。 ウドンなどの薬味に、天ぷらに、糠漬け、また梅酢漬けにしてもうまい。私は千切りにしたミョウガに削り節を混ぜ、醤油で味付けしたものが好きだ。 

物忘れの効能があるとする落語「茗荷屋」があるが、どうもそういう薬効はないらしい。

昔、この辺では、ミョウガの葉は疲労回復にきくというので、風呂に入れたりした。実物は見たことがないが、ミョウガの葉を乾かしたものは、丈夫で昔は戦に行く時のわらじを作ったという。
 


2007年10月4日 高崎市本郷町にて

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