サルナシ(猿梨)/サルナシ科、マタタビ属

 秋の山で食べられる実としては、アケビやヤマブドウが有名だが、私はサルナシの方が好きだ。キウイの親戚だから味も同じ、いや、もっと濃厚である。長さ3cmくらいの俵型、といっても分からないか、長円形で、一本の蔓にたくさんなる。この辺の山では、まだ実は堅い。もう少し待つとよい。

 以前、私たちの群れでは本栖湖にキャンプ場を共同経営していた。毎夏、何週間も小学生キャンプから始まって、中学生、高校生、青年キャンプと続いていた。冷たい本栖湖でバプテスマされた子たちは数知れない。

 広い自然のままのキャンプ場にサルナシの木が生えていた。夏が終わり、秋になると、「お別れキャンプ」をしたが、そこでキャンパーに山の幸としてご馳走したのがサルナシであった。
 


2006年9月1日 榛名町里見にて

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