ヨハネ7:37-39は仮庵の祭りの最後の日の出来事でした。冒頭に「イエスは立
って、大声で言われた。」と書いてあります。イエスさまが立ってお話しをなさる
というのは、珍しい事で、4つの福音書の中で立って話すというのはあまり出て
きません。イエスさまが立ってお話しされるほど、この箇所は重要であるという
ことが言えるのではないでしょうか。
「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。」これは物理的に
喉が渇いているという訳でなく、人間が持つ普遍的な心の奥底にある心の渇
きを指しています。「鹿のように」という賛美歌をご存知でしょうか。鹿が水を飲
もうと必死に川底を突いている描写を表しています。同じように私たちも、必死
に生ける水を求めなければならないのです。求めなければ私たちの心の中は
乾ききったままなのです。ですが、求めればその渇ききった心の中に命の水を
注いでくださり、その恵みで満たしてくださいます。そしてその満ち溢れた心で
あなたの隣人に福音を宣べ伝えましょう。その隣人をも、恵みで満たすことが
できます。37節「来て飲みなさい」と主が言っています。 行きましょう!
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