TBSのドラマ「水戸黄門」には、風車の弥七が登場します。この弥
七に似た人生を歩んだ人が、現実の水戸藩にもいたそうです。その人は
かつて盗賊の頭で、捕まって死刑になるところを水戸光圀に救われます
。それ以来、光圀に仕える善人となり領内に盗賊を一切近づけなかった
とか。この話は、キリストに従う者が、もはや闇の中を歩まず命の光を
持つという聖書の言葉を思い起こさせます(ヨハネ8:12)。
Ⅰペテロ3:21には、バプテスマはキリストの復活によって人を救うも
のであり、またそれは健全な良心が神に対して行う誓約を意味するとあ
ります。「バプテスマ」とは原語で「沈める、浸す」という意味ですが
、一度水に沈んで再び水から上がることはキリストの死と復活と一体化
することをも表します。それはまた、キリストと共に新しい命の道を歩
み始める時でもあります(ローマ6:4)。ドラマ「水戸黄門」では、弥七
は常に黄門様と共に旅路を歩みました。私たちも、バプテスマから始ま
ってキリストと共に信仰の旅路を歩んでいきたいものです。(文責:小
幡幸和)
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