聖書のお話し「キリストの足跡をたどる」
ペテロの手紙第一 2:20−21 小幡幸和兄

    2024年に刷新される5千円札の肖像が津田梅子になるそうです。津田梅子は、明治時代に女性の自立を目指す画期的な教育を始めた、女子教育のパイオニアでした。その流れを汲む津田塾大学の卒業生は、「自立した女性」の精神を受け継ぎ、政財界で活躍して「津田マフィア」と呼ばれていたこともあったそうです!師である津田梅子の足跡をたどったのでしょう。わたしたちは、誰かの足跡をたどっているでしょうか。足跡をたどる、あるいは師の生き方に倣うという姿勢はパウロも推奨していることです。たとえばIコリント4:16で「私に倣う者となってください」と言っています。師に倣うことは学ぶこと。「まねび」は当時のギリシア=ローマ文化の習慣でもありました。
 キリストは、自分に非がないのに十字架刑の死と苦しみを味わいました。苦しみの杯が取り去られるようにと願いました。しかし最終的には自分の意思ではなく、神の意志が成りますようにと祈りました。わたしたちが追うべき足跡のこの姿勢に見出すことができるでしょうか。 (文責:小幡幸和)

2019.04.21(日)


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