聖書のお話し「神のことばを守っているなら」
ヨハネの手紙Ⅰ 2章 3~8節

   老ヨハネは読者に対し「私たちが神の子どもと呼ばれるために、御父がどんなにすばらしい愛を与えてくださったかを考えなさい」-3:1-と訴える。この手紙が書かれた時代の信仰的な背景を見ると、イエス様の十字架と復活からわずか50年経ったか、たたないのに、ある人々の信仰は変質が始まっていた。皇帝崇拝からの迫害を逃れようと妥協したり、また、ある指導者はローマ帝国の繁栄に影響されて、この世の富と栄誉が自分にも来るように福音を曲げ、カリスマとなる愚さを憚らなかった。イエス様に申し訳ないことは、この状態が今なお、続いていることです。  老ヨハネはそのような世に生きるキリスト者を励ますために、「私の子どもたち。この手紙を書き送るのは、あなたがたが罪を犯さないようになるためです」とまず書く。罪とは何か、根本的には神の道を外れることである。あなたは聖書を読んでイエス・キリストを知ったと思っているか、知るとは頭ではない、イエスの教えを守る、イエス様が歩まれたように歩むことである。老ヨハネは私たちの勘違いを指摘する。ヨハネが書いていることは新しいことではなく、不変の神のみことばと念を押している。

2019.02.10(日)


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