聖書のお話し「栄光が照らす夜」
ルカの福音書 2:8-15 
小幡幸和兄

  すっかり日が短くなりました。一年で最も昼が短く夜が長い日、冬至がまもなくやってきます。イエス・キリストの誕生日は正確にはわからないのですが、この時期にキリストの誕生を覚えることには意味があるように思います。
 ルカの福音書には、当時の社会の底辺にいた羊飼いが登場します。そして、キリスト降誕を知らせる光が最初にもたらされたのは、王でも祭司でもない、人知れず夜の野原で働いていた、この羊飼いたちでした(ルカ2:8−9)。
 キリスト降誕から二千有余年を経た現代でも、長い冬の夜に働かざるを得ない人、暗闇のうちに悩んでいる人、忍び寄る闇に恐れを抱いている人がいます。クリスマスを前にしたこの時、あらためて「光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった」(ヨハネ1:5)という言葉を覚え、その光、すなわちキリストの到来を告げ知らせたいものです。
(文責:小幡幸和)

2018.12.16(日)


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