聖書のお話し「神をほめたたえよ、タンバリンと踊りで」
詩篇150:1-6 
小幡幸和兄

 教会で歌われる「讃美歌(賛美歌)」というと、清らかで静かに流れるメロディーを想像される方は教会の内外に少なくないように思います。
 ところが、旧約聖書において神を「賛美」するとは、極端に言えばお祭りのように元気よく、声を張り上げて神に向かうことでした。詩篇150には角笛や弦の音を張り上げ、タンバリンと踊りをもって神をほめたたえよとあります。新約聖書でも、例えばイエス様に重い皮膚病を癒された人は「大声で神を賛美しながら戻って来た」(ルカ17:15)とあります。
 もっとも、わたしたちの人生には満面の笑みで神を賛美できない時もあるでしょう。実際、祈りと賛美の書である詩篇は、その半分以上が「嘆きの告白」で占められています。それでも人生の究極の目的は神への賛美なのだ、それも大声で神を賛美することなのだ!長い詩篇の最後を飾る150篇が高らかな賛美の言葉で終わっているのには、そんな意味があるように思います。※1年以上にわたりました詩篇シリーズをこれで終わります。(文責:小幡幸和)

2018.11.25(日)


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