聖書のお話し「蒔くとき、刈るとき」
詩篇126篇1―6節 小幡幸和 兄

 稲刈りの季節になりました。讃美歌504に「実れる田の面は見渡す 限り穂波のたちつつ」とありますが、まさに今その美しい光景が見られ るのではないでしょうか。  詩篇126篇には「涙と共に種を蒔く人は、喜びの歌と共に刈り入れ る」(5節)という農業の比喩があります。アフリカのある地方では、 種蒔きは文字通り涙の時だそうです。秋の収穫時に蓄えておいた食糧が 、いよいよ春には底をついてくる。しかし、どんなにひもじくとも種は 食べずに蒔く。収穫を信じるからです。  最近、愛する二人の方が天に召されました。お二人とも神に忠実に仕 えた人でした。いつも笑顔で他者を励まし、笑わせ、その深い信仰によ り神を証しした人でした。そんなお二人の信仰の生涯を通して思うのは 「御霊に蒔く者は、御霊から永遠のいのちを刈り取る」(ガラテヤ 6:7)という御言葉です。わたしたちもまた「失望せずに善を行いま しょう。あきらめずに続ければ、時が来て刈り取ることになります」( 同6:9)との御言葉を覚えたいものです。(文責:小幡幸和)

2018.10.21(日)


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