聖書のお話し
「神は決して見捨てない」
詩篇118篇21―24節
小幡幸和兄

 発明家エジソンは、小学校の先生から「この子は頭が悪い」と見限られたそうです。スヌーピーで有名な漫画家チャールズ・シュルツが高校時代に描いた漫画は、下手だと却下されたそうです。ビートルズはデビュー前、多くのレコード会社のオーディションに落ちました。後に成功する三者が、それぞれ見捨てられる経験をしているのは興味深いですね。
 詩篇118篇には、石を積み上げて建造物を造る際に最も重要な「かなめの石」に関して特徴的な表現があります。神が「かなめの石」として用いるのは、熟練の石工に見捨てられた石であった、そこに神の業の不思議さがあると言うのです(22-23節)。ちなみに新約聖書は、人に見捨てられ十字架についたキリストこそ真の「かなめの石」であるとしています(使徒4:11)。
 詩篇118のメッセージはわたしたちを奮い立たせます。人は見捨てるが神は見捨てない。しかも、人に見捨てられた石をかなめの石として用いるのが神である。そのように神に生かされている私たちは、今日も感謝と喜びをもって暮らしたいものです。(文責 小幡幸和)

2018.08.26(日)


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