聖書のお話し
「心を尽くして感謝しよう」
詩篇111篇1―10節
小幡幸和兄

  「ありがとう」という言葉の語源は「有り難し」なのだそうです。生きていること自体があり得ないほどに貴重であり感謝すべきことである、ということでしょうか。
 詩篇にも、さまざまな「感謝」の表現がちりばめられています。たとえば詩篇111:1には、「心を尽くして主に感謝をささげよう」とあります。人が神に感謝すべきなのは、神が「奇しいみわざと深いあわれみ」(111:4)を示してくださったから、つまり「あり得ない」ほどのことをしてくだったからです。神はそれほどありがたく「恐れ多い」(111:9)お方であると聖書は言います。
 実に神は「悪人にも善人にも太陽を昇らせてくださる」お方です(マタイ5:45)。人間だれでもその内には「善い」部分と「悪い」部分があるでしょう。そんな不完全な私たちもまた、神によって生かされています。大変「ありがたい」ことです。ですからこそ、心を尽くして神に感謝しましょう。(文責:小幡幸和)

2018.08.19(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会