マタイの福音書が書かれた意味
マタイの福音書 11章28~30節

聖句によしあしはありませんが、比較的、各教会の掲示板などでみられるのが、今日の聖句、それも28節です。
ただ、これだけをポンと目の前に出すのは不親切かもしれません。以前、ある研究会が行った大規模な調査で、「どうしてあなたは教会を訪ねましたか」という問いに対して、大多数の方が、「安らぎを求めて」と答えていました。また、続けて来ている方々の多くは、「交わりの暖かさがあるから」と答えていました。ただ、これが教会の求める最終目的かというと、もう少し説明が必要です。
マタイが強調しているところは、イエス・キリストの十字架による闇から光への全き回心です。29節、30節のポイントこそ、そこにあります。ペテロⅠ 2:25は「あなたがたは羊のようにさまよっていた。しかし今や、自分のたましいの牧者であり、監督者である方のもとに帰ったのです」と。見つけ出されただけではなく、イエス様の家族の一員とされたのです。そのときにはじめて、心の安らぎ、互いの交わりの豊かさを知るのです。

2018.07.08(日)


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