聖書のお話し「地よ。恐れるな。楽しみ喜べ」
ヨエル書 2章18~27節 小幡史朗兄

  今月を古い暦では、「きさらぎ」と言います。辞書の大言海によれば草木が張る月の意味だそうです。春になれば野原に、毎年のように若草が萌え出てくると、私たちは当然のように思い込んでいますね。
  今日、取り上げたヨエル書は希望の預言書と言われています。躓いた神の民も悔い改め、神に向かった時、神は豊かなお恵みをくださいます。
  私たちの性向は物事が順調の時は、それが神のみ旨のままに動いていると考えず、ところが、一旦、困難が起こると、これで人生が終わるとばかり、大騒ぎし、神様、神様と唱えまくる。しかし、のど元過ぎれば、なんとやらかもしれません。
  主は、ご自分の民をねたむほどに愛されるお方ですから、私たちが主を愛し、従うならば、待っておられた主は、私たちに驚くほどの恵みを即座にくださいます。ヨエルは「地よ。恐れるな。楽しみ喜べ。主が大いなることをされたからだ。」と歌いあげます。神のお恵みは一時限りのものではありません。これからもずっと続きます。やがて来る春。ハレルヤ!
  誰もが羽生選手のような栄光を得られるわけではないでしょう。しかし、どんな人も神が共にいるゆえに「私の杯はあふれている」という確信を得ることができるのです。(文責:小幡幸和)

2018.02.11(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会