聖書のお話し「イエスは涙を流された」
ヨハネ 11章35節

  イエスはラザロの墓の前でマリヤが泣き、一緒に来たユダヤ人たちも泣いているのをご覧になり、そのやりとりの中でイエスは涙を流されました。
  今年、私は何人もの愛する兄弟姉妹と地上でのお別れをし、別離の涙を流し、遺されたご家族を思い涙しましたが、私たちはイエス様の涙もそれと同じに、ただ、イエス様をやさしいお方と受け取ってしまいます。しかし、イエス様が「霊に憤りを覚えた」とあるのは何か? 探る必要がある。
  イエス様が地上においでになられた目的は何ですか? バプテスマのヨハネは、「見よ。神の子羊」と叫びました。イエス様は、人類にとって、滅ぼされるべき、最後の敵、死に勝つ勝利者イエスとしておいでになりました。
  十字架を目前にされたイエスは、復活の事実を見せようとされますが、マルタたちは、復活という字を頭で知っているだけでしたから、ラザロの肉の死に打ちひしがれ、罪の結果としての死の横暴のなせるままにいたので、イエス様は霊の憤りを覚えられたのです。ラザロの復活はたまたまの奇跡ではなく、永遠の死をも滅ぼし、勝利する復活の主を目に見させた公の出来事です。目の前のことに惑わされるな。神の下さる真の愛を知ることを求めよ。

2017.12.24(日)


>> 最新のメッセージ
© はるなキリストの教会