座間市での衝撃的な事件のこともあってか、ニュースで「いのちの電話」のことが取り上げられていました。最近の電話相談の傾向は、内容がより深刻になり、一人当たりの相談時間が長くなっていることだそうです。悩み事をはき出す場が求められているということでしょうか。
聖書は、全ての人が悩みや心の嘆きを神に向かって注ぎ出すべきと教えています。その助けになるのが、「嘆きの詩篇」の一つ詩篇6篇です。
「私のたましいは恐れおののいています」、「嘆きで疲れ果て」、「主よ、いつまでですか」といった言葉を読むときに、私たちは自分の心の思いをその言葉に乗せることができます。
悩みを注ぎ出し尽くした先に,私たちは神を見出します。詩篇6篇の作者は、嘆きを十分に注ぎ出したあとに「主は私の泣く声を聞かれた」という境地に達しました。あなたも、詩篇の言葉に促されて心の悩みを、嘆きを神の前に注ぎ出してみませんか。(文責:小幡幸和)
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