聖書のお話し「流れのほとりに植えられた木」
詩篇1篇1−6節  小幡幸和兄

  世の中では、善人が損をし、悪人が得をしているように思えることがあります。そんな世の不条理さを思うとき、人はヤケになり、もうどうでもいいや!と思ってしまうかもしれません。そんなときにおすすめなのが詩篇1篇です。
 詩篇1篇は、文学的特徴から「知恵の詩篇」に分類されます。つまりこの言葉は未来を言い当てる予言ではなく、いわば人生の先輩から後輩へのアドバイス(格言・金言)なのです。内容をまとめれば、「いやなことがあってもヤケになっちゃいけないよ。ちゃーんと、神様のそばにいてごらん。そうすればね、いつかきっとわかるよ。神様は決して見捨てないことをね」ということでしょうか。
 正しい道を生きようとする私たちの力の源は、私たちの内にはありません。それは、神が私たちの心に注いでくださる生ける川の水の内にあると詩篇1篇にあります(詩篇1:3、またヨハネ7:38)。この意味で、詩篇1篇の言葉は恵みの言葉でもあるのです。(文責:小幡幸和)

2017.10.15(日)


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