「私のこれまでの人生は何だったんだろう」と思う瞬間は誰にでもあるかもしれません。そのとき、焦点を「私」でなく「他者」、そして「神」に合わせてみてはいかがでしょうか。新島襄が渡米後まもなく通った高校のモットーは「NON SIBI(自分のためでなく)」でした。勉強にしても仕事にしても、人生で苦労・努力するのは自分のためでなく他者のためであるという教えだそうです。〔新島学園「チャペル・ニュース」2017.4.17号より〕
年老いたヤコブは、それまでの人生を積み上げてきた故郷を離れてエジプトに行くように神に命じられます。戸惑ったかもしれません。しかしエジプト行きには、ヤコブの個人的思いを越えた神の大きなご計画があったのです(創世記46:3)。
誰の人生であっても、それは「私(だけ)の人生」ではなく、神に大きな目的を与えられている人生、他者に尽くすことができる人生であることを悟るのは恵みではないでしょうか。(文責:小幡幸和)
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