聖書のお話し「生かされている恵み ——ヨセフのライフヒストリーに学ぶ」
創世記45章4−8節  小幡幸和

  ヨセフの人生は波瀾万丈でした。10代の終わりに兄達に身売りされ、20代はエジプトで奴隷。ところが30才でエジプトの食糧を管理する大臣になります。
  ヨセフは7年の大豊作の間に食糧を貯蔵させたため、その後の大飢饉の時にもエジプトには食糧がありました。大飢饉はエジプトの周辺にいたヨセフの父ヤコブとその家族をも襲いました。そこで、ヨセフの兄達は食糧を得るためにエジプトに来ます。
  39才位になっていた自分の前に現れた兄たちを見て、ヨセフは悟りました。神の民が飢饉にあっても生きながらえるために神が自分をエジプトに導いたのです。
  先月105才で召天された日野原重明先生は、58才の時に遭遇したハイジャック事件で救出されたあと、「これからの人生は与えられたものだ」と悟ったそうです。わたしたちも、自分の人生が神の導きの内にあること、どんな人生であれ、それは神から与えられたものであることを悟ることができるでしょうか。(文責:小幡幸和)

2017.08.27(日)


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