聖書のお話し「人の心に潜む偏見」
ヤコブの手紙 2章 1~9節

  涙の預言者エレミヤは「人の心は陰険で、それはなおらない」と言った。でも、原初の人間はどうかと見ると、創造の神はお造りになったすべてものを見られ、それは非常によかったと記されている。人間は神のご性質に似せて創造されたのですが、そのよきものを神のみ心に反し、自分の欲を満たすために使うように逸れていった。聖書はそれを「罪」と表している。
  それはすぐに自己中心となって現れて来た。その結果、霊の目の視野が狭められ、偏見や傲慢となって、歴史上、様々な悲劇を今に至るまで、そのような人間が惹き起こしてきているのだ。
  ヤコブは「私の兄弟姉妹たち」と切り出す。それは父なる神がおられ、その子として私たちがいると知れと諭すのです。互いに「尊敬」しあいなさいというギリシャ語は、「顔+受け入れる」、即ち、値引きも、買い被りもせず、額面通りに受け入れよという意味。「人の容貌や外面ではなく心を見られる」主のお心、Ⅰサムエル16:7~を、あなたの心とするとき、得するか、役立つから付き合うという悪魔の価値概念が一掃される。

2017.08.13(日)


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