聖書のお話し「さあ、これからどうする?——ヨセフ、エジプトへ行く」
創世記39章1−5節  小幡幸和兄

  人生の新しい段階に進む際には不安がつきものです。その新しい局面が自分の望んだ道でなかったら、なおさらでしょう。「さあ、これからどうしたらいいんだろう」と不安に思うかもしれません。
  ヨセフもまた、不安の中で新しい生活を始めました。しかも立場は奴隷、そして場所はエジプトでした。聖書の中で「エジプト」とは、比喩的に「この世」、「本来の居場所とは違う所」、「神がいないように思える所」をも意味しています。
  私たちも比喩的な意味での「エジプト」体験を強いられることがあります。その時に思い出したいのが創世記39章です。そこには「エジプト」でも「主(神)がヨセフと共におられた」ことが記されているからです。どうしたら良いのだろうと思いあぐねるだけでなく信仰をもって見上げるとき、あなたの「エジプト」にも神が共にいてくださることが見えてくるのではないでしょうか。(文責:小幡幸和)

2017.07.16(日)


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