聖書のお話し「使徒たちは帰って来て報告した」
ルカ 9章 1−10節

  報告したなどとあるのを見て、教会でも企業のように報告、連絡、相談が必要だなどと思う人がいるのですが、これはある意味、権限移譲に伴うもので、教会の運営は少し、違ったものとなるのではと知らされます。
  あのペンテコステの日以降、神の救いのご計画は全く新しいものとなりました。信じる者には神からの賜物として聖霊が与えられ、そのお方が、共にいてくださって、私たちとともにお働きくださるようになりました。
  今や、神と信者の間には旧約時代の祭司のような介在する人はいない。聖職者、平信徒という人間の作った差別用語すらない。牧師は社長ではなく、役員会は取締役会でもなく、信徒総会と称する会議は株主総会でもない。勿論、教会には様々な賜物に応じたリーダーがいるが、それはいわば神が任命された支配人たち。彼は権力者ではなく世話役と知るべきです。
  キリストの教会は信者一人一人が聖霊のままに生き、働く有機体です。それは決して無秩序になりません。神は混乱=無秩序の神ではなく、平和=調和の神だからです。神無き世を教会が真似るのではなく、教会が世の光、地の塩として、この世を変えていく務めを神はあなたに与えられています。この不思議を見、今週も互いに感謝の祈りの分かち合いが重要!

2017.07.09(日)


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