聖書のお話し「えこひいきと不公平 ——人の思い、神の思い——」
創世記37章2−4節  小幡幸和兄

  学校で、会社で、あるいは社会全体の中で、えこひいきがあるなと思ったこと、つまり不公平感を感じたことはありますか?
  ヤコブにはたくさんの息子がいたのですが、年寄り子であったヨセフだけをえこひいきしました。これは、悪い例でした。神はえこひいきなさらない方であり、私たちもえこひいきしてはならないと聖書は明確に教えています(歴代誌下19:7、ヤコブ2:1)。
  一方、不公平感、ねたみという強烈な感情に自分が支配されないように注意すべき時もあるかもしれません。ぶどう園の労働者のたとえ話(マタイ20:1-15)にあるように、世間の基準では不公平に思えても、神の寛大さから見ればそうではないこともあるのです。聖歌「墨よりも黒き心なれど」にあるように、罪深い私たちが恵みによって救われたことを覚えるとき、ねたみ・不公平感という心の重荷を下ろすことができるのではないでしょうか。
  (文責:小幡幸和)

2017.06.18(日)


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