聖書のお話し「神は愚か者と彼に言われた」‐イエスのように7-
ルカ 12章16~32節

  この農夫は大収穫に喜び、貯蔵庫を建て増しした。イエス様はそれ自体を責めてはおられません。日本語では省くが、ギリシャ語では、きちっと入れる人称を意識して、17節以降を読んでみよう。「私はどうしよう。私が作った作物を私が蓄えておく場所がない。私は、こうしよう。私の蔵を取り壊し、私がもっと大きな蔵を建て、私の穀物、財産を私がしまっておこう。そして、私の魂に私はこう言おう。私はこれから先、何年分もいっぱい私が貯めた。私の魂よ。安心して、食べて、飲んで、楽しめ」と。
  彼は、いつも自分だけを見て、自分を中心にして物事を進める。彼は彼が作った持ち物こそが、彼の魂に平安をもたらすと決めつけている。この貯蔵物が彼の未来を保証すると思い込んでいる。彼が今晩、死ねば、彼が頼みとする財産とは永久に訣別させられるのを気づかぬ愚か者である。
  パウロはテモテに「この世で富んでいる人たちに命じよ。高ぶらないように、また、頼りにならない富みに望みを置かないで、むしろ、私たちにすべての物をくださり、楽しませてくださる神に望みを置け」と書いた。
  「あなたは神の国を求めよ」31節。 →マタイ 6:19~33も。

2017.06.11(日)


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