聖書のお話し「山に向かわれた」-イエスのように5-
マルコの福音書 6章45~46節

  「さあ、あなた方だけで、寂しい所に行って、しばらく休みなさい。」とのイエス様のおことばをマルコ 6:31は記していますが、人々の出入りがあまりに多くて、彼らにはゆっくりと食事するひまさえなかったからと説明しています。ここには今、やっていることを中断して、他に行けという特別の動詞が使われています。
  イエス様は贖いの神の子羊として、この世においでになられました。その時が来たとき、ゲッセマネの園に行かれ、父なる神と二人だけになられる時を持ちました。人間としてのイエス様はその祈りを通して迫りくる恐怖から勝利を得られました。眠りこけていた弟子たちに「目を覚まして」と仰せられたのは非難ではなく、彼らに与えた新しい使命に立ち上がれとの励ましでした。働くのは美徳ですが、燃え尽きては意味がないのです。詩人は、「あなたは私の隠れ場」と告白する。詩篇 119:114。その隠れ場とは、逃げ込むところではなく、あなたが神と向き合い祈る場、熟考する場、自分の在り方を再認識し、使命に気づき立ち上がる場と知れ!

                                    
2017.05.14(日)


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