聖書のお話し「教えられて、そして考える」
ハガイ書 1章 5~7節

  イエス様の教えられた道と人間が始めた宗教の違いは、「考えさせるか?」、「考えさせないか?」という点にある。今、政治の世界をはじめ、世界中にマインド・コントロールのテクニックが蔓延している。一方、父なる神は徹底して私たちに考えさせようと、この膨大な聖書をくださいました。そこには、私たちを決してロボットにはしないという神の強い意志があることをを悟らされます。  バビロンを征服したペルシャのクロス王は主の民に属する者を帰国させ、エルサレム神殿を再建せよと命令した(前539)。工事は始まったが、周辺の妨害もあり、遅れに遅れる。ハガイが預言を始める頃、ダリヨスが出るが、民は迫りくる困難から、なお、主の宮を建てるときはまだ来ていないと言い、実は自分たちの家は着々と再建していた。ハガイは不平を言い神殿再建に立ち上がらない民に、今、あなた方が遭っている困難は神の罰ではない。神の御心を行わない民が再び神に立ち返るように彼らにあてた試練なのだ。
  「よく考えよ」と繰り返す。「考えよ」、違う明日が見えてくる!

                                    
2017.04.30(日)


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