桜の季節になりました。アメリカの首都ワシントンDCでも日本の桜が咲いているそうです。明治の終わり頃、東京市長であった尾崎行雄が2,000本もの桜の木を日本から船で送ったのです。ところがこの桜、アメリカ到着後に害虫がついていることがわかり全て焼却処分になってしまったとか。それを聞いた尾崎行雄は、数年後に新たな3,000本もの桜の木を再送します。一度は完全に捨てられ、一から新しく出直した結果、今も日本の桜が日米友好を象徴するように綺麗に咲き誇っているのです。
害虫のついた桜をいさぎよく処分し、まったく新しいものとするのは聖書で言う「悔い改め」に共通するものがあります。
使徒の働き17章において、パウロは面白いことに悔い改めと復活を関係づけています。わたしたちもまた、悔い改めて古い自分をイエス・キリストの十字架と一緒に葬り去るときに、復活の主を仰ぎ、人生を新たに始めることができるのです。(文責:小幡幸和)
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