この手紙、というよりも大説教の締めくくりに、「私たちのために祈ってください」との書き手のことばが心にふかく響きます。
これを書いた方がどなたであるか、神のみがご存じですが、しかし、多くの信者から畏敬されてやまない方であったことは事実です。
その方が、私のために祈りをと訴えているのです。そこに神の国の在り方が見事に描かれていることを改めて覚えさせられます。
たとえば、牧師と言われる人、彼は主の体の一器官として働かせていただいていることを絶えず覚えていなければなりません。
パウロは主の教会を体に例えていますが、口だけが体ではないのです。口が働くためには、体のあらゆる機関がともに相働かなければ口は動けないのです。目立たたない足の小指も同じに大切な働きをして、体全体に貢献しているのです。すなわち、教会の全員がそれぞれの賜物に応じて、聖霊に送り出され用いられているのです。
日本の福音伝道は遅々として進んでいません。伝道は聖霊の神によるチームワークです。さあ、互いに祈り、支えあって進もう!
|