聖書のお話し「変わらざるもののない世にあって」
へブル人への手紙 13章8〜15節  史朗兄

  8節、「イエス・キリストは、きのうもきょうも、いつまでも、おなじです。」 これはヘブル人への手紙の中で最も知られている聖句ですし、私たちの信仰の核心です。この意味するところは旧約聖書において、繰り返し預言され、主イエスも天に上げられる前に、「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなた方とともにい続けます。」と仰せられました。パウロも、「私たちは真実でなくとも、イエス・キリストは常に真実である。」と証言しています。しかし、9節を見るとこの手紙が書かれた頃、既に、この変わらざる主のみことばから迷い出ている者たちがいたことが示唆されます。食物によってではなく、恵みによって心を強められるのはよいとありますが、この恵みは「神によって与えられた真の教え」と理解すべきでしょう。今日、特にお話したいことは、「私はもう分かったからいい」という人です。人間の特性は、何もせずに何かを保つことはできない、退歩あるのみ。あなたの天国への旅路にあって大切なことは神の真の教えを、誰かが咀嚼したものではなく、自分で直接、絶えず読んでいくこと。使徒 17:11は現代への警鐘です。

                                    
2017.03.05(日)


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