聖書のお話し「私たちの前に置かれている競争を忍耐をもって走りぬこう」史朗兄
へブル人への手紙 12章 1節 

  あのペンテコステの日から50年余が過ぎ、人は祈りも乏しく、聖書から遠ざかり、イエスの十字架に対する感謝も薄れ、神なき世と戦うより妥協する安易な道をとり始めた。その結果、彼らの信仰は形式化し、礼拝も燃えたぎる感謝は薄れ、単なる儀式の繰り返しに堕していった。そのような彼らに筆者は、「最後まで、私たちの希望について十分な確信を持ち続けてくれるように切望します」と6:9〜11に書く。この手紙を通して信仰の旅路には幾多の困難があり、忍耐を要することがあると書いているが、どうも、その頃の信者たちは教会に来れば天使みたいな人ばかりで、信者の生活もすべてが守られ、安心安全の囲いに保護されていると勘違いしていたようだ。私たちは神無き世にキリストの証人として送り出されている。だからイエス様は「彼らをこの世から取り去るのではなく、この世にあった悪からまもってください」と祈ってくださっている。ローマ 5:1〜5には私たちの走るべき旅路の勝利が約束されている。あなたがゴールに飛び込む時、多くの証人が大歓声を上げ、拍手し迎えてくれるのだ。その感激、感動を確信し、走り抜け!  

                                    
2016.12.04(日)


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