聖書のお話し:「混沌から光へ」
創世記 1章1〜5節 幸和兄

  ノーベル賞受賞の大隅先生は基礎研究の大切さを説いていた。だが、多くの人は根本的なことには目もむけず、ただ、目の前のことのみにふりまわされ、そして周りをも振り回していると警告した。  ディズニーの「ライオン キング」の中で、まだ弱いシンバが父の言葉を思い起こす場面がある。「思い出してごらん。お前はどんな存在か、私の息子、百獣の王だ」と。含蓄のあることばだ。
  しばらく創世記に聴きますが、この本は過去を語る本ではなく、私たちが、自分は何者か、なぜ、今ここにいるのか、そして、これからどこへ行くのか、人間の根源−その背後には神‐を考えさせる本、まさに、今のあなたを振り返えさせる大切な書です。
  茫漠として何もなかったとは、まさに神なき世を示しています。光がなければ蠢き、蹲るしかない。だから神は光が必要だと仰せられた。Uコリント 4:6。マックス・ルケードは窓の例えを書いている。暗闇の中に誰かが暗幕の向こうに窓があることを見つけ、窓を開ければ、光により、混沌の中から生きる力が与えられる。
  「・・・それは、私が、いのちの光の内に。神のみ前を歩むためでした」詩篇 56:13、119:105.この光の内に歩め!

                                    
2016.10.16(日)


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