聖書のお話「御子イエスは神の栄光の輝き」 史朗兄
へブル人への手紙 1章 3〜12節

  初めにお話ししましたように、この手紙が、いつ書かれたのかも、他の ことと同じく、はっきりしませんが、少なくとも西暦70年のエルサレム 陥落には触れていないので、その前に書かれたのでしょう。  考えてみてください。十字架のあと、わずか40年で、すでにキリスト 教会内には様々な変化が始まっていました。ペテロも聖書の私的解釈、偽 教師や異端に警戒するように言っていますが、今日のところは、天使を 問題にしています。もともと、ユダヤ人たちは神の律法はみ使いが人間に 下さる道をつくったという言い伝えを持っていて、特にミカエルを崇拝し ていたようです。再び頭をもたげてきたユダヤ教への後もどり、また東方 からの思想との混淆もあったでしょう。 そこから、イエスとはどなたか? 聖書、即ち、当時は旧約聖書と書き 続けられていた新約聖書)とは何かについての確信があやふやになって きて、すでに聞いた福音の望みから外れ、信仰の脱線が始まっていた。 私たちの信仰は聴くことから始まり、聴くことは、キリストのみこと ばによるのです。ベレヤの人々は、パウロの教えを熱心に聴き、果たし て、その通りかと、自分で毎日、聖書を調べたのです。日曜日の礼拝説 教を聞くのみで、よしとするとき、あなたは決して霊的に成長しません。

                                    
2016.05.01(日)


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