聖書のお話「日、出づる処の天使」‐幸和兄‐
イザヤ書 45章 1〜7節

  まず、お話ししたいことは、イザヤ書に限らず聖書のみことばは自分自身へのメッセージとして読むことが肝要です。 イザヤは神から預かったみことば、すなわち、イスラエルは滅び、残ったユダも滅びると裁きのことばを語ってきたが、40章からは今や、暗黒のその先に光が見えるのだと希望の預言を語り始める。 さて、今日の説教題は昔、聖徳太子が遣隋使として送った小野妹子に託した親書の冒頭の言葉をもじったものだが、自分で力を誇示しようとするこの驕り高ぶりはイザヤが戒めているところである。 主なる神は、悲しむ者への慰めのことばを異教徒、ペルシャの王クロスを用いて語らしめたことに神の万能を見させられる。 世界で日出ずる国といえば、極東と言われる日本である。依然としてキリストの福音の広がらぬ日本であるが、願わくは神が、この国をして世界の新生のためにお用いくださいと祈るや切である。 と同時に、私たちも、もう一人のクロスとして神に用いられるように、恐れおののいて備えたい。

                                    
2016.03.20(日)


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