聖書のお話「永遠を想うこころ」
伝道者の書 3章 1〜11節
幸和兄の説教を史朗兄がまとめる。

  「空の空。伝道者は言う。空の空」と。愛と平和を説く聖書の各巻にくらべ異色の出だしで伝道者の書は始まる。 伝道者は人が人生で出会うものは失望、不条理、抑圧、悲劇、無意味・・であるという。

これは仏教でいう諦観、あるいは運命論を言っているのであろうか? 断じてそうではない。万能ではない人間、その不完全な人間に無限のお方の存在を悟らせ、人生を考えさせるのだ!

 3:11は「神のなさることは、すべて時にかなって美しい」と宣言し、それを悟らせるために、「神はまた、人の心に永遠を与えられた」と結ぶ。ここから信仰が始まる。永遠を想う心、これこそ、あなたがすべき根底的な思いである。あなたは、これを意識しているか? 科学の発展に比例して、西欧では主イエスへの信仰が衰えてきている。一方、遅れていると言われる南半球の諸国などで、今、信仰のリヴァイヴァルが起こっている。主なる神は限界の中に生きざるを得ない人々に真の神を想う心を与え、新生を願っておられる。

                                    
2016.02.28(日)


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