聖書のお話「私たちの一つの志とは」―ピリピ 5―
ピリピ人への手紙 2章 2節

 「少年よ。大志を抱け」の言葉、もしかすると独り歩きをしているかもしれない。大志と訳しているアンビシャスという言葉は、昔、ローマ皇帝の下で仕えることを望むというように使われたとある。クラーク博士は、この世の名誉や財ではなく、もっと大きなお方、キリストにあって仕えるよう、己を捧げよと言い聞かせているのに。 初めに神は人間を神のご性質に似せて造られ、「海の魚、空の鳥、家畜、地のすべてのものを支配するように」との人間が目指すべき大きな志をすでに与えられていたことを思い出そう。一旦は離れてしまった人間だが、キリストの贖罪により、改めて神の家族の一員とされ、ローマ 12:4〜8、また、T コリント 12:1〜27に教えるように、各自はそれぞれ欠くことのできない大切な部分として活かされ、一つの体=教会としてまとまって、この世に送り出され、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えるようにされている。「忍耐と励ましの神が、このはるなに集う私たちをキリスト・イエスにふさわしく、互いに同じ思いを持つようにしてくださり、心を一つにし、声を合わせて私たちの主イエス・キリストの父なる神をほめたたえられますように。」と、私たちは祈られている!

                                    
2015.12.06(日)


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