聖書のお話「耳をすませば―サムエルに学ぶ、神に聴く姿勢」
Tサムエル記 3章 1〜10節

 幸和兄の説教より:今日は讃美歌313番で讃美しますが、この歌詞は昔、由木 康が知人を訪ねてある銀行に行ったとき、知人が遅刻し、雑踏から切り離された奥まった応接室で長く待たされた時に浮かんだ詩であるという。私たちが忙しくしているときは、文字通り、神の声を聴きそこなっているのかもしれません。少年サムエルが神の箱のある部屋で寝ていて、エリも寝静まっている夜半に神に呼ばれました。そうして3回目に呼ばれたとき、エリの助言で、「しもべは聞きます。主よお語りください」と声に答えました。  神のお声は意外な時に語られます。それも、静まった中で語られます。そのとき、大切なことは神の声に耳を傾けることです。少年サムエルは神のみ声を聴いた時から彼の人生に転機が訪れました。  同じくマザー・テレサも蒸し暑い車中で、「修道会を出て、貧し人とともに住み、もっと貧しい人々に仕えよ」とのみ声を聴いた時即座に修道会の学校の教師を辞め,おりしも大混乱が起こっていたカルカッタの路上に飛び出したのです。エリス・ボーディングの「子どもが孤独でいる時間」を読んで、我が家の子たちが小友幼稚園で静まる時を大切にすることを教えられたことを回想し、感謝。

                                    
2015.10.25(日)


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