聖書のお話「これって偶然? ルツの選択、神の計画」
ルツ記 2章 1〜3節

 「ルツは出かけて行って、刈る人のあとについて、畑で落ち穂を拾い集めたが、それは、『はからずも』、義父の一族に属するボアズの畑のうちであった。」 さて、飢饉でモアブの地に逃れたエリメレクとナオミ夫妻、その息子たちは、それぞれモアブの女と結婚するようになった。何年か経ってエリメレクは死に、のちに二人の息子も死んだ。そこでナオミは二人の嫁に、あなた方はまだ若いのだから、それぞれ母の家に帰りなさいと勧めたが、兄嫁のルツは、「あなたの神は私の神です」と堅く決心して、ついに二人してベツレヘムに帰ってきた。 モアブの地に逃れたのも、その地の女と結婚したのも、ふたたび、エルサレムに帰ってきたのも、ルツが落穂ひろいに出たのも、みなそれぞれの決断であった。また、ルツが落穂ひろいに行った畑が、図らずも。ボアズの畑であったとあるのも、同じようにすべてその背後には神のご計画があったことを知らなければならない。 モアブのルツは、ナオミたちと暮らすうちに真の神を見上げる者となっていた。日々の中で偶然と見えることも、ルツがイエスの先祖の一人となったように、大きな神のご計画が備えられている。

                                    
2015.10.18(日)


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