聖書のお話「わたしを愛しますか」−ヨハネ 32−
ヨハネの福音書 21章15〜19節

 3度も主を否んだ自責の念の泥沼にもがくペトロを再び立たしめたイエス様に、様々なことを教えられます。再びガリラヤ湖畔で、あの時のように大漁を思い出させ、ご自分で整えられた朝食の後で「ヨハネの子シモン」−ヨハネ 1:42−と呼びかけられたイエス。今の言葉で言えば、まさにペテロのリセットが始まりました。

 しかし主は義なるお方ですから、ペテロに、「あなたは、ここにいる人たち以上に、アガペの愛でもってわたしを愛するか」と迫ります−マタイ 26:33−。しかしペテロは、その言葉をどうしても使えず、ただ、どうか主よ。私をせめて遠まきの一人としておいてくださいと、「主よ。私があなたを愛する(フィレオー)ことは、あなたがご存知です」とやっと答えた−ルカ 15:19− イエスはその問いを繰り返され、ペテロも同じ言葉で答える。イエスは3度目には、ペテロの気持ちにまで降りて来て、同じことばでもって、罪を悔い悔い改めたペテロを受け入れられた。そればかりではなく、3度もペテロに使徒としての務めを改めて託されました。そして「わたしに従いなさい」と今後のペテロの歩む方向をも示された。このイエス様が、あなたにも同じに接して下さっています。

                                    
2015.09.13(日)


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